新型ウイルスを誰よりも早く警告していた医師が、7日に死亡したとのニュースが入りました。
以前もコロナウイルスを当ブログで記事として取り上げましたが、感染状況は拡大を辿る一方です。
新型ウイルスを最初に警告した英雄医師が死亡。

新型コロナウイルスによる肺炎の存在を知り、昨年の12月から誰よりも早く警鐘を鳴らしていました。

当初は新型ウイルスだとまだ分かっていなかったそうです。
診察した患者さんが「SARS」と同様の症状だった為、拡散してしまったらマズいと思い、他の医師にも知らせるべくSNSやチャットで懸念を示していました。

実際に患者のサンプルから「SARS」のようなウイルスが確認されたことを示すテスト結果の写真も投稿して、一刻も早く周りに認知させるよう努力していたのです。
しかし武漢市の警察は彼に対して「チャットでデマを流して、社会秩序を乱すな」と脅していたそうです。
今後もそのような活動を続けることによって刑事処罰の対象になると念を押されたのです。
ちなみに彼は湖北省武漢市の眼科医であり、李文亮氏(34)という名のまだ若手の医師でした。
年齢も私と比較的近いので、この若さで亡くなってしまったこと、警察の間違った判断での対応を考えると非常に悲しさと悔しさが込み上げてきます。
李文亮さんは患者さんの治療に専念している中、最終的にウイルスに感染して亡くなってしまいました。
しかしネット上でこのウィルスの警鐘していたことによって、「違法で正しくない」情報を流したとして、中国・湖北省武漢市の当局から処分を受け、正しい行動だったとしてもこのような結末を迎えたのです。
その結果、世界中にコロナウイルスの感染が拡大したのです。
ネット上で李氏は英雄として称される。

ネット上では李氏を英雄と称したり、同情する声が広がっているようです。
そして、李文亮氏に処分を言い渡し口止めまでした挙句、初期対応が遅れた中国当局への批判が非常に高まっています。
この対応が遅れたことによって、感染者は3万人超えで死者が現時点で600人以上も出ています。

新型コロナウイルスには「潜伏期間」が存在する。

今回の新型コロナウイルスの怖いところが、「潜伏期間」が存在することです。
「潜伏期間」とは病原体に感染してから初発症状が発現するまでの期間を言います。
その間は咳や発熱の症状が出たとしても、その期間は診断をしても陰性結果が出てしまいます。
インフルエンザにも潜伏期間はあるのですが、大体1日から2日程度と見られているようです。
厚生労働省により発表されている記事によると、新型コロナウイルスに感染した多くの患者の潜伏期間は5日から6日とされているようです。
そうなるといつ誰がどのように感染しているかを特定出来ない為、感染者が別の大陸へと移動してしまえば、次から次へと感染者が増えてしまうのです。
結果、中国政府は「緊急事態宣言」の発表が遅れる。

中国政府は対応に遅れてしまい、1月20日にやっと新型ウイルスのアウトブレイクについて緊急事態を宣言しました。
アウトブレイクについての詳細は下記が参考になります。
李氏が正しい知識をもとに行動を取ったにも関わらず、結果的に政府に口止めをされたことから「将来、医師は感染病の兆候を発見した時に、早期に警鐘を鳴らすことを、もっと恐れてしまうだろう」と今後の医師の判断が懸念されています。
もはや政府が正しい判断と決断をするとは限らないのです。
そう考えると現在、報道されているニュースもまだ闇の部分は沢山あるかもしれません。
今後の新型ウイルスによる動向を欠かさずチェックする必要がありそうです。
もはや広まってから「私達政府の判断は間違いでした」と言われても遅いのです。
結論:自分で出来る簡単な対策はしておこう。

アメリカのインフルエンザの記事で紹介しましたが、新型コロナウイルスにR1ヨーグルトの有力性がネット上では上がっているものの、真実はどうか分かりません。
しかし現時点でそれなりに出来る事を全て対処しておくのが得策でしょう。
インフルエンザ対策の為に2年前からR1ヨーグルトを自宅で量産して、毎日飲み続けている自分には朗報の記事と言わざるを得なかったです。
メルカリなどではマスクが高額転売されていますが、マスクでの予防効果はあまり期待出来ないとされています。
それよりも重要なのは、室内の加湿をして菌が活動しにくい湿度を保つ。
「十分な睡眠」「帰宅時の手洗いうがいの徹底」といった基本的な体調管理の方が大切だと言われています。

皆がやっているからと言って、情報を精査せずに大多数の意見をそのまま鵜呑みにしてしまうと損をします。
一度冷静になって、自分の頭でしっかりと考えていくことが必要であるのかもしれません。
私たちには李さんの死を悼み、彼の死を無駄にしない為にも出来る限りの対策を自身で行う必要があるでしょう。
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