今の職場で「適応障害」→「うつ病」となり、休職に入ってから半年ぐらい経過しました。
しかし一向にメンタルの回復に至らないので、うつ病に効果のあることを試行錯誤しながら色々試してきました。
その中の一つでサウナがうつ病を回復させるという情報があって、サウナにも何度か足を運んでいました。

サウナには自律神経をデフォルトにリセットさせる効能があるそうで、うつ病患者がサウナの中だけでは普通の人と同じように会話が出来たという事例が存在します。
うつ病になると普通に会話すること自体もまともに出来なくなりますからね。
しかしうつ病であると自宅から出ることすらも困難になるので、そんなにしょっちゅうサウナに行くことが出来ません。
サウナはうつ病に効果あり?自宅で簡単に整う方法。しかも費用もほとんど掛からない。


サウナに行くだけでも辛い。。。
そんな問題から自宅でも簡単にサウナを再現出来ないかと思い、自分なりにググりつつ実際に自宅で再現してみました。
もはや自宅でサウナ療法を行った方が金銭的にコスパも良く時短にもなるし、何より意外と整いやすいことが分かりました。
これは私がうつ病で一つ一つの行動自体がトロイせいもあるのかもしれませんが、銭湯で本来やらなければならないことを省いて、サウナそのものに集中することが出来たからかもしれません。
銭湯に行くと周りのおじさん達を気にしながらサウナを利用しないといけないですからね。
コロナ渦中である現在の情勢を考えると、自宅サウナは非常に素晴らしい試みであることが分かります。
自宅サウナに必要な道具は3つ。

自宅サウナを行う為に必要な道具はそう多くはありません。
むしろ今回の自宅サウナのやり方は簡易的な物である為、本格的なサウナを求める方には適していないと思います。
しかし「整うこと」そのものが目的なので、方法はなんであれ目的を達成すれば良いと私は思いました。
まず用意する物です。
- 入浴剤
- 傘
- 風呂イス
ざっと上記の3点があれば自宅風呂で「整う」が体験可能です。
出来れば「浴槽のふた」があると尚(なお)良いかと思います。
自宅サウナは簡単なステップで出来る。

自宅サウナを再現する手順はと言うと、
- 浴槽にお湯を溜める
- 入浴する
- 水シャワーを浴びる
- 脱衣所で休憩
基本的にこの手順で実践していきます。
常時サウナのような浴室全体を温めるのを自宅で行うのは難しいので、湯船で身体を温めることが基本となります。
しかし意外にも、細かな工夫をしないと「整う」ことに失敗するので注意が必要です。
私は初めて自宅サウナをやった時に失敗に終わったので再挑戦しました。
とは言え、基本的に自宅サウナでも普通のサウナとやることはあまり変わりません。
- 浴槽に10分入る
- 水シャワーを浴びる
- 脱衣所で休憩
この3ステップを行えば自宅で「整う」を再現することが出来ます。
さらに細かな工夫を加えることで、自宅でも整いやすくなります。
それぞれのステップの時間に関してはお好みで調整すれば良いかと思います。
そもそもの目的は自宅で「整う」を再現することなのです。
ステップ1. 浴槽にお湯を溜める。
まずは浴槽にお湯を溜めるのですが、風呂イスが濡れる前に脱衣所に出しておきましょう。
風呂イスは休憩する際の椅子として利用します。
ちなみにお湯の温度ですが、私は45度くらいでやりました。
湯船は徐々に冷めていってしまうので、一度自宅のMAX温度の48度でやろうと思ったのですが、熱すぎて中々入れず、結局水で冷ましてから入ることになってしまったので、45度ぐらいがちょうど良いかなと言うのが個人的な体感です。
湯船の温度は出来るだけ熱い方が、サウナの3セット熱いままで行えるのですが、この辺は個人の耐えられる温度で調整した方が良さそうです。
ヤケドするぐらいだと逆に身体に悪いですからね。
そしてここで重要なのが、なるべく浴室内の温度を高く保つ為に、換気扇を止めて湯船にお湯を溜めていくことがポイントになります。
これはサウナを何セットか行う際に、最後の方に湯船の温度が低くなることを防ぐ為でもあります。
とは言え換気扇を止めて風呂に入るのが危険な場合もあるので、あまりにも苦しくなるようであれば注意が必要です。
ただ、この手順を飛ばしてしまうと3セットやるまでに湯船が冷めてしまうので譲れないポイントではあります。
ちなみにお湯を溜める時点で「浴槽のふた」は閉めません。
浴室内をミスト状態にする為に浴槽の蓋は閉めずに全開状態にします。
※2022年5月6日追記 / 浴槽の蓋を給湯器で注ぐ部分だけ開放して注ぐことで、湯船なるべく熱い状態でスタートするようにしました。
入浴剤はお湯を溜める段階で投入しましょう。
ちなみにマツキヨとかで手に入る激安大容量の入浴剤で十分に整えたので、何でも良いと思います。

発汗作用を促すタイプの物をチョイスすれば効果倍増です。
一番風呂は体に悪いので、入浴剤は安価な物でも良いので必ず入れるのが重要なポイントです。
なるべく浴室内の出入りを少なくすることで、浴室内の温度を下げずに自宅サウナをスタートすることが出来ます。
ステップ2. 入浴する。
基本的に自宅サウナでもやることは一緒ですが、浴槽に入る時にちょっとした工夫を加えることで自宅サウナの効果を最大限に発揮することが出来ます。
入浴する際に「傘(かさ)」を使います。
傘を使うことで浴槽のお湯に浸かっていない顔部分を、風呂のミストで温めることが出来るのです。
この時に「浴槽のふた」を顔が出せる部分まで閉めて、残りの空間を傘で覆うのがベストです。
なるべく浴槽から出る湿気を逃がさないようにするのがポイントになります。
写真で見ると分かりやすいです。

一応サウナ専用の傘というのも存在しますが、わざわざお金を掛けるのも面倒だったので私は自宅にある綺麗なビニール傘を洗って利用しました。
※2022年5月6日追記 / 1年ぐらいこの透明のビニール傘を使っていたのですが、使っている内に金属部分が徐々に錆びてきて最終的に骨が折れて壊れました。
なのでダイソーで150円の新しい傘を仕入れました。

傘の解除スイッチを押すと自動で開くジャンプ機能の傘があると思いますが、それだと半開きの状態で使えないので、このジャンプ機能の付いていないシンプルな傘が使いやすいです。
しかし傘が半透明だと傘越しに給湯器操作ボタンの時計が見えないところが微妙な点なんですが、値段が値段なのでヨシとしています。
ちなみにサウナポンチョなるものも存在するようです。
サウナポンチョですが、100円ショップのサウナスーツとかレインコートで代用出来るような気がするので、次回ダイソーグッズで挑戦してみようかなと思いました。
しかし準備する道具が増えると、定期的に継続して行うのが面倒になって辞めてしまうので、注意が必要です。
いかに手間なく簡単に楽に自宅サウナを継続出来るかがポイントでもあります。
特に「うつ病」のような服を着替えたり、立ち上がったりちょっした行動でも困難な場合だと余計重要なポイントになります。
入浴後は浴槽の湯船が冷めるのを防ぐ為に、出たら直ぐに「浴槽のふた」を閉めることで保温することが出来ます。
最後まで熱々の湯船を保つのも重要なポイントになります。
ステップ3. 水シャワーを浴びる。
自宅であるとスペースの関係上水風呂を用意するのが難しくなります。
脱衣所に水風呂用のビニールプールを作っても良いかもしれませんが、非常に手間が掛かって面倒です。
巷(ちまた)で有名な水風呂の「天使の羽衣(はごろも)」を纏(まと)うことが出来なくなりますが、ここは水シャワーで済まします。
時間は大体1分ぐらいですかね。
心臓麻痺が起きないように足や手、頭から浴びるのがお勧めです。
徐々に身体全体にシャワーを浴びるようにしましょう。
息がスースーしてくる程度、浴び続けるのが体感かなと思います。
水シャワーを浴びるだけでも水風呂と同様の効果を得られるので、自宅サウナをする上では十分です。

「天使の羽衣」が体感出来なきゃ嫌だ!
っていう人は大人しくサウナに通うか、ビニールプールを用意して水風呂を作ってください(笑)
あくまでも簡易的に自宅サウナを再現し、「整う」まで持っていけるかが一番の目的になります。
ステップ4. 脱衣所で休憩する。
水シャワーを浴びたらフェイスタオルなどを使って、浴室内で身体に付いた水分を拭き取りましょう。
水分を拭き取った上で、脱衣所に置いておいた風呂イスに座って心ゆくままに休憩します。
ここで自宅にある麦茶などで水分を補給しましょう。サウナ中の酒は危険なのでNGです。
普段サウナを利用する人としては、自宅でも基本同じ流れで行うので、違和感無く取り組めますね。
自宅サウナだと浴槽の湯船が冷めてしまうことも考慮するので、休憩は10分程度に留めましたが、10分でも十分に「整う」ことは可能でした。
追い焚き機能のあるお家であれば気にする必要は無いですが、ガス代も余計に食うのでエコに自宅サウナを実践するのがおすすめです。
むしろショートタイムのサウナに来たと思えば良いでしょう。
上記の一連の流れを3セット程度行いましょう。
結論:自宅で簡易サウナをしても「整う」ことは可能だった。

うつ病であるとサウナに行こうと思っても、銭湯までの道のりですらきついと感じてしまいます。
どうにか自宅で再現出来ないものかと思い、ネットでググりながら自宅で挑戦すると1回目は失敗に終わりました。
しかし、ちょっとした工夫を取り入れるだけで2回目に挑戦すると「整う」を自宅でも再現することが可能なのが分かりました。
何より手間もそこまで掛からずに自宅で「整う」体験が出来るのです。
私自身は2回目の挑戦で1セット目から「整う」という感覚に辿り着くことが出来ました。
しかし、なるべく密閉した浴室でないと難しいかもしれません。
その理由は、室温や湯船の温度を保温出来ないことで失敗するのだと考えられます。
その「保温する」という条件を乗り越えることが出来れば、自宅でも簡易的にサウナを作ることが可能になるのです。
自宅サウナをする上で、代用品を使えば特別新たに出費をする必要も無いので、今回のやり方は非常にお勧めな手法だと思います。
特に私のように「うつ病」が、なかなか寛解(かんかい)しない方にはお勧めできるのでは無いでしょうか。
自宅にスペースが余っていれば、一人用サウナを設置するのがベストですね。
とは言え125ccのスクーターが新車で買えるぐらいの金額ですから。。
限られた資金と環境の中で何かを再現する力は、生きる上で必要な能力だと思います。
また自宅で再現出来るような物を発見した際は、色々紹介していこうと思います。
サウナを終えた後は自宅で出来る炭酸を使った洗顔やシャンプーが、老廃物をスッキリと洗い流せるのでおすすめです。
普通の人でも自宅サウナは十分に活用出来るので、自宅サウナで簡単に日々の疲れを取ってリラックスしてみてはいかがでしょうか。
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