大手コンビニチェーン店のファミリーマート(以下ファミマと呼ぶ)が、800人の退職者を募集したのですが、予想よりも上回り1111人も応募があったようです。

ファミマ、予定以上の希望退職者に待ったの声。

しかし希望退職者の中に、辞められると業務上困るような上層部の社員も居た為、86人の該当者は退職を認められないという事態に陥っているのです。
ファミマは2006年にサークルKサンクスと合併し店舗数を急激に増やしたものの、不採算店舗の閉店が増加しているようです。
その中でも人件費削減が経営課題として上がっており、今回希望退職者を募っていたようですが、希望退職者の中に辞められては困るような社員がいたことに少しばかり闇を感じます。
私の高校生の頃のアルバイトはサンクスだった。

私が高校時代に初めてアルバイトをしたのは、コンビニの「サンクス」でした。
高校1年でバスケ部に所属していましたが、どうにも面白さを感じられずにつまらなくなってしまい、途中退部することに。
そんなことよりお小遣いが欲しいので、お金でも稼ごうかなと思い立ってアルバイトを始めました。
確か、当初は「サークルK」と「サンクス」がまだ合併する前の時代だった気がします。
私がアルバイトをしていた途中から「サンクス」が「サークルKサンクス」へと名称が変わったのを覚えています。
管理職から降格された社員。

当時店舗を管理するとあるSV(スーパバイザー)が店長をめちゃくちゃ怒鳴り散らしていつも偉そうにしていたのを思い出したのですが、途中からなぜかSVから店長へと降格されて現場の仕事をするようになったのです。
彼は性格が傲慢なので、とにかく他の社員から嫌われていました。
そして店長へと降格されて自分の人生に嫌気が指したのか、毎日平気で遅刻を続けて、自分に甘く他人に厳しい人間だったのを覚えています。
他の社員がみんな迷惑を被っていたので、私はアルバイトでありながらその遅刻について指摘をしたところ喧嘩になってしまったのです。
喧嘩自体は口喧嘩だけで、特別暴力沙汰に発展するわけではありませんでしたが、最終的に彼は「この会社がおかしいんだよ。。。」と泣き崩れていたのを覚えています。
正確な理由は分からないですが、本人の納得いく降格では無かったので、そのように泣き崩れていたのだと今は思います。
結局その喧嘩事件の数日後にどこか別の店舗に異動してしまい、その時の店長や困っていた従業員に感謝されたのを覚えています。
まるで人助けをしたかのような感じでした。
人生は右肩上がりに進み続けることは稀。

しかし、その時に直感的に思ったことは、人生は上手く右肩上りでは進んでいかないんだなと深く考えさせられました。
SVの彼も「管理職」まで昇進したものの、いつからかそれも降格させられて朝晩不定期なシフトで現場仕事をする生活になってしまい、何か自分の人生に苦しさや虚しさを感じていたのかもしれません。
会社に勤め続ける意味とは。

この頃から会社に「勤める」ということ自体が、どうも自分の中で腑に落ちなかったのです。
夜勤勤務の仕事系は給料が昼よりも良いことが多いですが、それよりも「健康体」という体を徐々に失っていくリスクの方が遥かに上回っているような気がします。
事実、夜勤勤務でコンビニで働いていた時期もあった私は、帰宅後の翌日の休みは体を休める為に一日中寝てしまうような生活を送っていました。
そのような体験から、出来る限り仕事は日中に働ける仕事を選ぶべきだと思って、今でも夜勤勤務の無い仕事をなるべく選ぶようにしていました。
世の中には看護師や警察官、消防士など夜勤勤務で他者の為に働いてくれる方々がいるのは承知ですが、健康面や翌日寝たきりの生活を考えると自分にはとても難しいと感じていました。
公務員であるならば、自分から退職しない限りはよっぽどのことがない限り解雇されませんが、民間会社であれば人員整理の対象にいつなるか分からないものです。
その時に年功序列で給料が昇給してきて、何もスキルが無く社会の海原に放り出されれば、いつだって生活が困窮するリスクは常に抱えているものです。
独身であればまだしも、それが家族を持っているのであれば、生きる為に生活費を稼がない訳にはいきません。
一度「低賃金」の職に落ちると、這い上がるのが厳しい。

結局、生活の為に低賃金の仕事に就いてしまえば、そこから抜け出すことは容易ではありません。
私は大学卒業直前にバイクの交通事故を経験し、そこから「無職」の期間を長く経験しています。
精神病にもなり、毎日朝昼晩は精神科で処方された薬漬け。
それでアルバイトを転々としていた時期が長い間ありました。
お金の為に、800円台の当時の最低賃金で働いてたことを考えると、今思い出してもそれは苦しい日々でした。
決められた低時給で一生懸命に働いたとしても、稼げる額はたかが知れているのです。
そのような仕組みの中で働き続けることは、もはや生きているようで死んでいるような生活でした。
現に日本の生活保護受給者は増加を辿る一方です。
私の職場でもアルバイト雇用の年配の方々は、職を掛け持ちしている人がほとんどです。
しかし、生活していく為には掛け持ちしてでも働き続けないといけないのが現実なのです。
結論:本当の「自立」を目指して毎日を生きていこう。

今普通に生活出来ている人ですら、いつだってその生活が脅かされる日が来るかは、未来は分からないものです。
ですから、若くて何かに挑戦出来るような意欲がある内に、将来の生活費をなんとか工面する必要があるのです。
現に大手の会社が続々と早期退職者を募集をかけている、このような混沌とした社会情勢なのですから、常に危機感を持って稼ぐことにフォーカスして生きていかなければ、人生はいつ地底の奥底に叩き落とされるかなんて分かりません。
アパレル大手の「オンワードホールディングス」でも希望退職者が予定より2割も上回っているとのニュースがありました。

そして世間ではコロナウイルスの影響で、誰も外出したがらない為、観光業界も致命的なダメージを受けています。

いつまでも今の会社に所属し続けられる保証なんてどこにも無いのですが、大抵の勤め人は自分はその対象にはならないと、なぜか安心している人が多いような気がします。
私はそれに対抗する手段として株式投資もかなり見切り発信ではあるのですが、スタートすることを決意し、本日キョウデンの株を300株ほど購入しました。
下記は以前の5G株についての記事です。
今後もサラリーマンとの兼業で投資活動は続けていきたいと思っています。
いつの日か本当に自分の力でコントロール出来る、本当の自立した自分の人生を生き抜く為に、今日も挑戦を続けています。
コメント