「働かない大国」ドイツの社会はなぜ回るのか

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ドイツは2018年のOECDデータで、38カ国中最も短い労働時間となっているようです。

OECDとは経済協力開発機構の事を指します。

OECDの主な目的は「経済成長」「貿易自由化」「途上国支援」の3つになります。

ちなみにOECD加盟国についてはこちらのリンクで確認出来ます。

指定されたページまたはファイルは存在しません (METI/経済産業省)

ドイツのこのような特徴的な短い働き方であるので、日本の「働き方改革」に関する議題では比較対象として度々取り上げられることが多いです。

日本は38国中22位とかなり低い位置にランキングされています。

なぜ「働かない大国」ドイツの社会はまわるのか 住んで分かった日本との大きな違い(2020年1月13日)|BIGLOBEニュース
最近、働き方改革の文脈で、「残業せず、休暇をしっかり取る」という切り口で紹介されることが多いドイツ。実際、2018年のOECDのデータでも、38カ国中、ドイツが…(2020年1月13日 9時23分0秒)

長時間働く人ほど評価が高いわけでは無い

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どうやら、これはドイツ人が働かない国民性だと言うわけでは無いそうです。

ドイツ企業に採用された日本人の話によると、マネジャー職は仕事内容で給料が決まってしまういて、1日の労働時間が決まっていないのです。

そして残業代も出ないシステムですが、上の役職を更に目指す人は自ら進んで残業をしますし、家に仕事を持ち帰ることも普通にあるそうです。

「労働時間口座」が普及している

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また、時間によって給料をもらう職種だと1日に働く時間の上限が8時間と原則上決まっています。

しかし、それを超えてしまった場合でも残業代として補填されるのでは無いのが面白いところです。

上限を過ぎた分は「金」では無く、「時間」で補填されるのです。

それが「労働時間口座」なのです。

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超えてしまった残業時間は今後の違う出勤日でその時間分早く帰ることが出来たり、貯まっていた残業時間分で休暇が取れたりするのです。

ただし、それらを採用しているのは大企業ならではだそうです。

個人経営の店などでは人手が足りないのでサービス残業で仕事をしている場合も多いそうです。

そもそもドイツでは法律で10時間以上働かせること自体が法律違反になってしまうので、それを超える分は仕方無くサービス残業で凌ぐ事で、個人経営のお店は何とか回しているのが現状なのです。

その辺りは日本と同じ状況ではあります。

しかし10時間を超えると法律違反となる事を考えると、残業大国日本で働いているサラリーマンからしたら、もはや天国でしかありません。

そして他の人が帰らないから帰りづらいと言った空気もドイツには無いようです。

やはりその辺は日本人特有なのかなと感じざるを得ません。

残業が少ないが、サービスレベルも低い

<a href="https://pixabay.com/ja/users/geralt-9301/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=1257235">Gerd Altmann</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=1257235">Pixabay</a>からの画像

その分ドイツはサービス砂漠と言われるほど、酷いレベルだそうです。

クリーニング屋に預けた服が一部返ってこなかったり、宅配便の荷物がベランダに投げ込まれていたり、ドイツの鉄道で指定席を取っても、遅延は当たり前だったりするので結局空席を探す羽目になったり。

もはや日本ではあり得ないサービスレベルの低さだそうです。

国が違うとここまで違うのかと思わされますね。

ドイツには「閉店法」と言う法律が存在する。

ドイツには特定の日を除き、日曜日や祝日は店が全て閉店してしまうのです。

この法律は飲食店には適用されないので、一部開いている店もあるそうですが、結局そのような店も少ないので入れるとは限らないようです。

しかし隣国が大陸続きで車で行くことが出来るので、隣国のショッピングセンターにはドイツナンバーの車が普通に停まっているようです。

そもそも「閉店法」自体が古くからある教会による影響でそうなっているだけなのだそうです。

ドイツの有給休暇は日本よりも多い。

ドイツでは「連邦休暇法」と言うものにより6ヶ月で年24日もの有給休暇が付加されるのです。

しかもその日数はしっかりと消化するので、平気で1ヶ月の休暇を取る者も出るそうです。

日本ではそれだけ休暇を取ってしまえば、会社に実害が出てしまうので、もはや休暇明けには村八分のような扱いをされて、酷ければ最後は退職まで追い込まれてしまうこともあるでしょう。

迷惑と不便を許容し合う世の中ならではの仕組み。

<a href="https://pixabay.com/ja/users/Juandisalinas-4836841/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=3824208">Juan Diego Salinas</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=3824208">Pixabay</a>からの画像

このような働き方は日本ではもはや不可能と言っても良いかもしれないですね。

ドイツでは担当者が長期不在で実害が出たとしても、それはお互い様と言う受け止め方をしているので、それでも会社は回るようなシステムになっているのです。

そう考えるとお客様をあまり長く待たせてしまう事は日本では悪いこととされているので、日本でドイツ式の働き方の導入は非常に難しいと言わざるを得ません。

サービスの質を取るか、多少時間にルーズな沖縄県の県民性のような人間らしさを優先するか。

今の日本のサービスレベルが高いのはサービスレベルの質のクオリティを優先したからにほかなりません。

どっちが良いかと言われればサービスを受ける側なら日本の方が良いでしょう。

結論:ストレスフリーで稼いで、日本のサービスを受けるだけが丁度良い。

<a href="https://pixabay.com/ja/users/jungminleee-1759500/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=1090766">이정민 훈장</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=1090766">Pixabay</a>からの画像

このことから一番合理的な暮らし方を考えるとなると、日本にはサービスを享受する側になれば、完全にストレスフリーで幸せになれるのでは無いかと思いました。

日本ではサービスを受けるだけでしたら、ドイツのようなストレスを感じることは無いでしょう。

働く拠点をストレスフリーな場所へと移してしまうのも一つの手であるのかもしれませんね。

今でこそネットと言う環境があるのですから、特段日本のブラックな働き方で消耗する必要もないのかもしれません。

残業が増えて給料が増えても、それはもはや自分の人生の切り売りの対価にお金を頂いてることに変わりは無いですし。

そう考えるとネット環境を駆使してお金を稼ぐことさえ出来れば、誰もが幸せな環境を手に入れる事が出来るでしょう。

働く人が全員そうなれば話は別ですが、「労働は美徳」と教えを説いているような国なのですから、その思考から抜け出す事が出来れば大多数の思考から抜け出すことも可能となるでしょう。

大衆の考える事と逆の方向に進むことこそが幸せへの本当の道筋なのかもしれません。

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