タピオカブームが未だに衰退せずに続いていますが、実はタピオカよりも儲かっている飲み物があるのをご存知でしょうか?
その商品はがっちりマンデーという番組で取り上げられ、「最新儲かり店」というタイトルで登場しました。
大繁盛している飲食店の基準

飲食店が大繁盛しているかどうか、基準の見分け方があります。
坪月商で30万円を超えていれば、その店は大繁盛店となります。
今回は飲食店のお話ですが、繁盛店の工夫や知恵を取り入れる事で、違ったビジネスでも応用させる事ができます。
どうすれば儲かるのか?

飲食店には儲けの方程式というものが存在します。
儲けの方程式
方程式は下記の通りとなっています。
客単価×座席数×回転数×(1- 原価率)×営業日数 -(人件費+家賃+経費)
言葉で説明すると以下のようになります。
- お客さん一人当たりの支払額が多い
- 座席の空席数を少なく、なるべく満席に近い状態をキープする
- お客さんの入れ替わりが早い
- 売り上げに対して原価が安ければ安いほど利益が残る
- 人件費や店の家賃などのコストを全て引いたものが最終利益になる
これらを念頭に沢山のお客さんをファンにする事で繁盛店となるのです。
タピオカを超えた大ヒット商品の正体

タピオカの材料の輸入は昨年の3倍にまで膨らみ上がるほどの大ブームが到来しています。
しかしそのタピオカを上回るほどの大ヒット商品が存在するのです。
タピオカでさえ未だに伸び代があり販売数も伸ばしている状況で、それ以上に売れている商品が存在する事を私は今まで知りませんでした。
その名も「レモネード バイ レモニカ」
金沢で誕生した「レモネード バイ レモニカ」というお店です。
このお店は創業して3年程度で店舗数を全国で30店舗まで増えました。
ちなみに金沢店の広さは3.5坪で月商約500万円もある化物店舗だそうです。
坪月商が約143万円あるのですが、坪月商30万円で大繁盛店と認定されるのを最初に説明しましたが、その大繁盛店の5倍も売れている”超ウルトラモンスター級”と呼ばれているそうです。
1日で約500杯も売れている!
どうやらこのレモネードが「インスタ映えする」と言う理由もあり、売り上げを伸ばしています。
味の方はタピオカのように甘さがクドく無いようで、あっさりとした飲み心地に仕上がっていて、その種類の豊富さに驚かされます。
レモネードという商品ですが全部で22種類もあるのです。
1日500杯も売れているのも超ウルトラモンスター級ながらですが、それだけが理由では無いようです。
原価率が限りなく低い!
このレモネードの原価率がとてつもなく低い為、どうやら尋常(じんじょう)では無い利益が残るようです。
そもそもタピオカよりもレモンの方が原料が安いのです。
そして次なるポイントが、店舗でやる作業をギリギリまで煮詰めているようです。
自社工場でギリギリまで作業する
この自社工場で限界まで作業をしておくことにより、店舗での売り子の作業は超簡単に済ませているようです。
売り子は店舗のカウンタ内で一歩も動く必要が無く、全ての材料や道具でそこから取れるようになっているのです。
店舗内が狭ければ家賃も激安になる上、またスタッフも大量に雇う必要性が無いので、極限まで人件費を削る事に成功しているようです。
更に「レモネード バイ レモニカ」がタピオカ屋と違う点は加熱処理も洗い物も無いというシステムに仕上げているのです。
タピオカはどうしても茹でる作業が発生してしまうので、光熱費がそれなりに発生してしまうのです。
これにより水道光熱費も大幅削減する事に成功しています。
全ての削減により利益率がバケモノ級に仕上がっている
上記で説明した大幅削減の集大成として営業利益が34%まで達成しているようです。
通常の大手飲食店ですら営業利益でも10%を切っているという状況で、「レモネード バイ レモニカ」は異常な利益を叩き出しています。
無駄を限界まで削ぎ落とす事が成功のカギ

どんな業務やビジネスでも実は無駄になっている部分が沢山残されているのです。
何となく毎日行っている一連の仕事の流れでも、なぜこの一連の作業が必要なのか。
やらなくても良いのでは無いかという疑問を常に持ち続ける事によって、普段気にも留めていなかった業務を削減する事が出来ます。
これはどんな仕事でも業務でもプライベートでも通用する思考法だと思います。
もはや、「レモネード バイ レモニカ」のフランチャイズに加盟して今荒稼ぎするのもありかもしれませんね。
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