今までは車での速度違反は、基本的に法定速度よりも15キロを超過した時だけしか捕まっていませんでした。
しかし最近では事情が変わり、速度超過が15キロ未満でも捕まる例が出ているようです。


速度超過が15キロ未満でも捕まる例が増えている?

どうやら「新型移動式オービス」という速度取締機が、急速な勢いで警察に採用されているのが原因だそうです。
この移動式のオービスは2020年度にはまだ導入されていない府県でも、完全に全国導入をする予定で進んでいるようです。
この移動式オービスの怖いところが、今までの固定式だったものが自由自在の場所で使える為、いついかなる道路にでも現れるところです。
今までは固定式のオービスがほとんどだったので、オービスの設置場所さえ分かっていれば、速度超過による検挙をある程度免れることが出来たのです。
しかし移動式が普及することになり、もはやすべての道路で検挙される危険性が高まりました。
ドライバーに場所を覚えられることもないので、違反者を沢山捕まえることが出来る様になったのです。
よく高速道路や大きな国道で見かける「速度違反取締実施中」といった予告看板を見かけることが多かったが、移動式オービスではそもそもそのような看板すら出すことは珍しいものへと変わっているのです。
生活道路での事故を減らすのが最大の目的。

移動式オービスでは、これまでのような検挙方法でなくとも簡単に違反者を捕まえることが出来るようです。
今までのネズミ取りでは沢山の警察官や、広々とスペースを必要としていましたが、移動式オービスでは狭い道路でかつ警察官も2人いれば簡単に検挙が出来るのです。
そもそも移動式オービス自体が「生活道路での速度違反を減らす」ということ自体を念頭に作られたものであるから、そのようなことが本来の目的に沿っているわけです。
そして歩行者が事故の犠牲になることを減らすのを目的としているので、意外な速度で検挙されるパターンが続出しているのが現状だそうです。
警察庁が2020年2月13日に公開した令和元年中の「道路交通法違反の取締り状況」では、速度差15キロ未満での検挙率が前年よりも実際に8倍もの検挙数に膨れ上がっているデータもあります。
これによって速度超過15キロ未満であったとしても、平気で切符を切られるような事態が高確率で起きてしまっているので、もはや少しでも速度超過をしていればいくらでも検挙される可能性が高まったのです。
警察が最も検挙を強化しているのは「ゾーン30」エリア。

最近では住宅地などで多くの整備がされ、「ゾーン30」という時速30キロの速度制限をするようなエリアが増えてきています。
これらは歩行者や自転車の安全を確保する為に整備されたエリアであり、このようなエリアではたとえ速度超過が15キロ未満だったとしても、格段に検挙される確率が高くなるようです。
どうやら移動式オービスを探知することが可能なアプリがあるそうで、移動式オービスには「レーダー式」と「非レーダー式」の2種類があるようです。
このレーダー式のタイプであればレーザー式オービスを探知出来る「レーダー探知機」を車に導入すればある程度は回避出来るようです。
また近年ではスマホアプリでも検問や最新の設置場所などの共有が出来るアプリが出てきているので、それらをドライバー同士が共有することで事前に注意することが出来ます。
しかしそれらのツールを使ったとしても100%オービスでの検挙を防ぐことが出来る訳では無いので注意が必要です。
結論:ゾーン30エリアでは少しの速度超過でも気を付ける。

このように速度超過が15キロ未満でも検挙される確率が高まってきている為、住宅街エリアの中でも「ゾーン30」エリアでは少しでも速度超過をしないように走行する必要があります。
このようなエリアで油断していつも通りの運転をすることによって、今までゴールド免許を長年保っていたドライバーも平気で切符を切られるようになります。
住宅街エリアでは非常に気を使って車の走行をして、アプリや様々な探知機ツールを利用して、切符を切られないように意識して走行する必要がありそうです。
大して速度超過をしていないのに、こんなくだらないことで違反切符を切られてしまったらたまったものではありません。
常日頃から安全運転を心掛けて、余計な違反金を支払わないよう今まで以上に車の運転は注意していく必要がありそうです。
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