SHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキューラボ)という若者マーケティング研究機関が大学生を対象に意識調査を行なったようです。
最近の大学生の生活事情。

現代の大学生の情報収集に使うツールは、ほとんどがTwitterだそうです。
それに次ぐのが「検索エンジン」それから、「YouTube」がかなり当たり前のように使われているのです。
女子に関しては「Instagram」がずば抜けて情報収集ツールとして採用されています。
そして何にお金をかけているのかという調査では、主に「旅行」「漫画・アニメ」「TVゲーム・スマホゲーム」という結果が出ています。
一昔前では車やバイク、洋服などの物にお金をかけるような時代でしたが、現代ではそれを趣味にすると出費も多くなってしまうので、自然と趣味の範囲が移り変わってきているような気がします。
好きなブランドが無い?

好きなファッションブランドに関してはもはや「特になし」というような結果が出てしまっています。
そして一昔前のようにブランドへのこだわりも段々と無くなっていき、男子は「着回し」が出来るかどうか、女子は「自分らしさ」を求めて服を買っているようです。
もはやバブルの頃のブランド物に包まれてギラギラしていたような時代は、最先端では無さそうですね。
知名度やブランドの所有欲を満たすことよりも、物の本質的な価値を重要視しているような気がします。
そう考えるととても合理的な考え方を現代の若者は持ち、自分に合ったスタイルを自ら選び取っているとは言えます。
見栄やプライドを前面に押し出すようなスタイルはもはやダサい生き方なのかもしれません。
主に時間をかけている事は何か?

男子が主に時間をかけている事は「動画鑑賞」が5割を超え、次に「TVゲーム・スマホゲーム」「漫画・アニメ」という結果に。

女子に関しても「動画鑑賞」が大半で次に「コスメ・メイク」、それに次ぐのが「男性アイドル・アーティスト」に時間を割いているようです。
そして男女ともに好きなファッションブランドは特に無く、GUやユニクロが上位を占めています。


昔よりもユニクロはデザインも使いやすくなって、価格は安いままなので時代の進化もありますが、特に好きなブランドが無いというのが意外でした。
これらはどこに行っても浮かないスタイルを選ぶ傾向が強いことから、このようなデータが出ているとも言えるようです。
今の時代はSNSやリアル、様々なグループに所属する事が多い為、なるべく着まわせるような服が重要視される傾向性に。
学生ということもあり可処分所得が少ないことで価格も気にした傾向にはなっているのですが、そもそもサラリーマンですら自由に使えるお金が少ない時点で今の日本人の生活スタイルはコスパ重視に走らざるを得ないと思います。
男子にもメイクが浸透しつつある。

最近は男性タレントでメイクをするMATT氏の人気が上がってきています。
MATT氏の場合は加工アプリも入っているのでまた少しニュアンスが変わってきますが、最近はK-PoPの人気などから男性がメイクをするのはもはや当たり前の文化となりつつあります。
メイクはもはや自分を良く見せる最高のツールとして認知されてきてるのです。

MATT氏のメイクまではいかないものの、肌を綺麗に見せたいという願望は若者男子には少なからずあるのです。
これを年配の方は、「草食系」だの、「男のくせにけしからん」等と一蹴しますが、もはや時代は常に変わっていく物だと我々は認識する必要があります。
男性用のスキンケア専門店、脱毛専門店などの存在自体も増えてきている中で、過去の古い考え方で思考が凝り固まってしまうと時代についていけなくなります。
それらを受け入れて、そこに新たなビジネス性を見出していくことの方がよっぽど前向きで建設的な考え方です。
そんな私も以前は表参道コレクションというイベントにモデルとして出させて頂いた経緯がありますが、その時に初めて韓流メイクをしてみて、新たな自分を知ることが出来た経験があります。
また私もジャンルを問わず、何か新しい事に進んで挑戦出来たら良いと思います。
結論:所有欲よりも体験欲がこの先は伸びるだろうという予測。

話が逸(そ)れましたが、今は見栄やステータスにお金をかけることよりも、経験や体験、感情を豊かにする出来事にお金を落とすような世の中になりつつあるのかなと感じさせられました。
少子高齢化や車を所持する傾向も減少している現代、シンプルでコンパクトに生活をまとめて、その中でも自分らしさを表現して生きる方法がこれからは伸びてくるのでは無いでしょうか。
物を所有することよりも素敵な体験をする事に価値があり、時代は少しずつ移り変わって来ているのでしょう。
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