あまり投資知識が無くても出来る積立投資ですが、相場急落時は辞めることも考えなければならないようです。

相場急落時の「積立投資」は大きな落とし穴がある。

コロナウイルスの感染拡大により世界中の経済が大打撃を受けています。
このようなパニックが起きている状況下で、日経平均株価を支える為に日本銀行が1,000億円以上のETF(上場投資信託)を買い入れたようです。
しかし、それすらも含み損を抱えており、もはや「焼け石に水」状態となっているのです。
そのような突然の経済全体が大暴落が起きている状況で、積立投資を続けていた場合のダメージが大きいのです。
積立投資をコツコツと続けていたとしても、いざという時に辞めるという決断が出来なければ、今までの積立期間も無駄に終わる可能性も否めないでしょう。
積立投資で順調に利益を増やしていったとしても、今回のコロナショックにより20%もの株価下落に苛まれると今まで積み上げてきたものの大部分が一瞬で吹き飛んでしまうのです。
景気の大暴落が起きれば、5年間積み立ててきたものが全て無駄になるようなことすらも普通に起きてしまうのです。
だからこそ、積立投資はやめ時を見極める事が肝となってくるのです。
このことから分かることは、当初に予定していた投資期間を最後まで貫くだけでなく、その時の景気によって最後まで期間を使い切らない方が良いパターンもあるので十分に考える必要が出てくるのです。
積立投資は徐々に短期投資へと変貌を遂げていく。

積立投資は単年ではマイナスであったとしても、長い年数積み上げていく手法で資産を膨らませていくので、トータル年数でプラスの収益が出ていれば問題ない投資とみなされています。
しかし、近年のようなコロナショックの事件などが重なれば、当初の計画が崩れしまいます。
積立投資には「残存期間」というものが存在します。
残存期間が残り少なくなれば、積立投資はそこから短期投資的なものへと変わっていきます。
そのようなリスクを抱えていることを十分に理解する必要があります。
結論:景気が低迷した時には「売る」という決断もすべし。

積立投資は既に積み上げられたポジションのリスクをコントロールすることは出来ません。
よく「暴落はチャンス」とも言われますが、景気が下がった時にこそ、景気後退局面入りの兆候が現れた段階で現金に戻したり様子見をして売り抜くことも必要になるのです。
積立投資は何も考えずに、ただ積み立てるだけでお金が増えると言った魔法では無い以上、その時の情勢によって「積み立てをやめる」という勇気も時には振り絞って行動しなければならないのです。
世の中の相場状況が変われば、それに合わせて自分の行動も日々修正していく必要があるのです。
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