最近Go To EatキャンペーンにSNSでジワジワと知れ渡る「無限くら寿司」なるものが流行っているようです。
これは調べてみると、どうやら日本政府によるGo To Eatキャンペーンのポイントを使ったシステムを使って、外食する際に付与されるGo To Eatポイントを繰り返し利用することで永遠に寿司を食べ続けることが出来るようなのです。
Go To Eatの「無限くら寿司」はバグなのか?

もはや永遠に寿司を食べることが出来る時点で、ただのシステム上の不都合を突いたバグ技なのかと思ったら、実はくら寿司も日本政府も公認している制度なのだそうです。
この「無限くら寿司」と言う突如出現した謎のシステムは、最初に一人当たり1000円程度を使うことで、あとはポイントを使って無限に食べ続けることが出来るシステムになっているのです。
しかも支払いに楽天カードなどと併用して絡ませて利用することで、楽天ポイントが溜まったり、しまいには楽天ポイントで最初の支払いすら無料に済ませてしまう猛者(もさ)もいるようです。
新規でも楽天カードを作った時に貰えるポイントで始めたら、実質1円も掛からないという方法が使えるということになりますね。
まぁカードの発行までに多少時間が掛かりますが。
楽天経済圏を利用して生活している人は、そのうちポイントだけで生きていける時代が来るのではないかと思わされる時代になってきましたね。
そもそもこのような、もはやシステムの欠陥としか思えないものでも、制度上何の問題も無い上に店側としてもキャンペーンを乱用されて儲からないという訳では無いようなのです。
そして1人あたりの客単価としては970円を上回る計算であれば、十分に価値のある制度だと言うのですから驚きですね。
くら寿司側からしても売り上げが上がれば、銀行からの融資を受けやすくなるといった別のメリットもあるようです。
そしてこの制度を利用する為には「EPARK」というサイトを経由して予約しなければならないのですが、くら寿司に人が集まることでこの「EPARK」の知名度も劇的にUPする訳です。
「トリキの錬金術」で乞食イメージが強い。

Go To Eatキャンペーンでは以前騒がれた「トリキの錬金術」の迷惑行為によって、今回の「無限くら寿司」も非常に印象が悪いキャンペーンとして見て取れるようです。
「トリキの錬金術」とは1品だけ注文をしてGo To Eatのポイントだけを荒稼ぎするような技だったようで、お店側にも多大な迷惑が掛かってしまう完全にシステム上の欠陥だったそうです。
その事件がニュースで取り上げられたこともあり、もはや今回の「無限くら寿司」もいくら店も客も双方が損をしないシステムだったとしても、タダ飯やポイント稼ぎの乞食とのイメージが拭い切れていないようです。
個人的にはお互いが損をしないのであれば十分に利用してみても良いのでは無いかと思いますが、謎の常識という「くだらない物差し」から見ると制度の利用に踏み切れない人も多いみたいです。
スーパーでは1円でも安い物を買いにいく日本人。

私は今回のGo To Eatのキャンペーンは利用出来る環境下にいる人であれば、その恩恵を十分に受けても良いのでは無いかと思います。
なぜなら、そもそも収入の少ない世帯では外食すらも普段はままならない訳です。
ましてや基本は自炊で食事を済ませているのが当たり前ですし、スーパーに食材を買いに行く時にでも1円でも安ければそちらに買い出しに行く主婦(主夫)なんて当たり前にいる訳です。
上記の記事が非常に参考になりました。
時間とお金の費用対効果を考えると、正直それ自体がかなり勿体無い行動ではあるんですけど、今のご時世では実際そういう家庭って世の中には多いと思います。
くだらない常識に囚われて、使える機会があるにも関わらず利用しないと言うのは元々普段から高い食事をしている人ぐらいが言えるようなセリフなのでは無いかと思います。
そもそも「トリキの錬金術」は店側に迷惑が掛かる以上はどう考えても「他人の不幸の上に自分の幸福を築くもの」として不成立してしまいますが、今回の「無限くら寿司」に関してはどちらにもメリットがある以上は全然制度としてはアリなんじゃ無いかなと個人的には思います。
そのような意見がTwitter上でもちらほらと見かけられました。
と言うよりもどう考えても金持ってる2チャンネル創設者の「ひろゆき」氏ですら日本にいたら毎日行きたいと言ってますし。。
むしろ国がその制度を用意している以上、食費がかさんでいる家庭には非常に有効活用するべき制度なのでは無いでしょうか。
浮いたお金は家庭の他の支出に充てれば、生活が潤うわけですし、欲しかった家電など何かの出費に使うことでまた経済が潤う訳でもあります。
むしろ浮いたお金でスクールの資金に充てたり、本を買うなどの自己投資など様々なことへお金を使える訳ですし、外食によって時間も節約出来るのであれば使える時ぐらい使えば良いのでは無いでしょうか。
未だ世界はコロナ禍であることを考えれば、いざという時の貯蓄に回しても良いですし、今後の世界情勢を鑑(かんが)みると、果たしてこれから先の時代でプライドだけでいつまで飯を食っていけるのでしょうか。
結論:制度は使えるうちに使っておくのが良い。

と言う上記の考察を経た後の結論としては、どうせ期間限定でもある訳ですし、使える時に使っておくのがおすすめなのでは無いかと個人的には思いました。
こんな税金の使い方ふざけんなと文句を言ったところで、結局日本政府がそのように制度を設けてしまった以上、あとは決められた予算を消化するだけなのですから。
日頃からしっかりと税金を収めている日本国民であれば誰が使っても別にいいのではないかなと思ってしまいます。
どちらにせよGo To Eatに使われる税金の使い道や配分は、無念にも私達個人が選択する余地は無いのです。
と言う訳でこのイベントにもっと早く気づいていれば「くら寿司」の株を早めに仕込めたのになぁと若干反省しております。。
今後の同業他社の動向に注意する必要がありそうですね。
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