先日の記事では新型コロナの影響で仕事を休んだ場合に、何とか生活費を確保する方法を紹介しました。
しかし、一般的に考えればこのような方法を取れるのも全ての人に当てはまると言うわけでは無い生活の現実があるのです。

休めるのは上級国民だけ。新型コロナによる非正規雇用への影響。

上級国民という言葉が世のトレンドとして認知されるようになってから、もはや労働者にも階級が存在していることを明らかにしています。
雇用形態によって、本当は仕事を休みたいところでも、生活をする為には休むわけにはいかないのです。
事実、私も非正規雇用で働いてた頃は働く日数が少なくなればなるほど、時給制の給料体系の為に生活費を確保すること自体が難しくなっていました。
祭日や祝日が多い月であれば、その分収入も落ちてしまうのですから。
本当に1日を休んでしまうことで今後の人生のお金問題に大打撃を与えてしまうわけです。
なぜ日本はこのように世界が非常事態であるにも関わらず、国民を無碍に扱うような生活を強いられなければならないのでしょうか。
「症状があれば休め」と言われるけれども。。。

企業によっては「時差通勤」や「テレワーク」を推奨する会社も存在しますが、現実的には出勤しなければ仕事を行うことが出来ない人の層の方がダントツに多いと思われます。
実際そのような働き方を推奨するような企業では、そもそもの雇用形態が「契約社員」や「パート」などの非正規労働者は対象外であったりするのです。
結局のところ、新型コロナウイルスの感染に怯えながら、咳が出ていても出勤している労働者の方が多いのが現状なのです。
このような現実社会があり、政府の生活保障を受けて安心して休めるのは上級国民だけだとの世間からの不満が溢れ出ています。
転職したばかりであれば有給休暇が発生するのは半年後ということもあり、選択の余地が無い人も存在します。
私も転職してから半年経過していないので、有給休暇が1日も存在しません。
そして在宅で出来る仕事では無いので、もはやウイルスが蔓延してようが休むことはほぼ不可能と思われます。
この辺はもう割り切って、なんとか自分で予防していくしかないと半ば諦めています。
アミューズメント施設で働く人では業務中のマスクの装着ですら禁止されているのが現状です。
もはやこのままでは感染を防ぐ手立ては無いに等しく、感染するかしないかは運によるところが大きくなっています。
休むと収入が減って生活が苦しくなる現実。

コールセンターの業務に就いている方の会社方針では『手洗い・うがい・マスクで乗り切って。熱が出たら出社しないでね、その分の補償はしないけど』というスタイルで運営を続行しているようです。
仕事によっては業務に使う「インカム」を使い回すそうでして、飛沫感染の心配が懸念されています。
非正規雇用ではそもそもの給与形態が少ない為に、ダブルワークで働かないと生きていけない人がほとんどであります。
私の勤めている職場でも非正規雇用の方々はほとんどがダブルワークで生活を乗り切っている人が多数占めている状況を見ると、雇用形態が違うだけでこんなにも待遇が変わってきてしまうものなのかと歯痒さを感じます。
それほど今の企業には、従業員全員の生活を保証出来るほどの金銭的体力が残されていないというのが現実を見れば明らかなのです。
時差出勤が許されないような企業であれば、朝の満員電車も逃れることは出来ません。
あの密閉された空間で新型コロナに感染した人が1人でも存在すれば、もはや感染しない方がおかしいぐらいです。
もはや日本には「国民を守る術は何も無い」と言っていることと同義なのでは無いでしょうか。
隔離対策を取っている国によっては公的な補償にも乗り出している。

シンガポールでは対象になる労働者は有給の病欠扱いになったりと、補助として政府が雇用者または個人事業主に対して1日約8000円を支援するという発表をしています。
国が違うだけでこんなにも格差の違いがあるようですが、シンガポールでの低所得層が補償の対象などになっているのか、分からない部分もあるので何とも言えないところです。
しかしシンガポールは今の段階で、この新型コロナに対して5000億円を投下して対策を実行下に移しているのです。
8割の企業がテレワークなどしていない現状。

政府が在宅勤務を勧める方針を出したところで、在宅ワークが出来る企業や従業員が限られている為に、結局は普段と変わらない生活スタイルで仕事を進めているの多くの企業の現実です。
テレワークが出来るような仕事に就いている人の中でも、雇用形態が派遣社員であることがネックとなって、「1年以上就業していればリモートワークが許される」などの規約の関係で実現出来ない人が多いようです。
他にも契約書類の発行に時間がかかるなど、面倒臭さを理由に仕方なく会社に出勤しなければならないなど、倫理的に考えてもおかしいのですが決められたルールに縛られてしまっている現状があるのです。
結局このような状況が正社員と契約社員の間にあることで、雇用形態の格差でリモートワークが出来ない現実に直面している労働者が多いようです。
まさに「身分の差」と言ったところなのでしょう。
業務上在宅勤務が可能でも、希望は叶わない雇用形態による見えない壁が露出し始めているのです。
結論:「国」も「会社」も「誰」も自分を守ってはくれない。

このような緊急事態である時にこそ、国や会社の本当の姿が見えるというものです。
結局、政府も会社も何者も国民を守るようなことは無いのですから、それが現実なのだと真摯に受け止めて、一刻も早く経済的自立を国民それぞれがしていかなければならないのです。
自分の身は自分で守るしか無いのです。
会社の給料に頼るような生活スタイルは、国や企業がピンチになった時にはもはやリスク以外の何物でもありません。
しかも今回のようなウイルスが世界に広がる国際的危機に面すれば、もはや自分の命すらも奪われる大きなリスクとなっています。
死んだ後にあーだこーだ愚痴ったところで、時は元には戻りません。
本当の自立を目指して、世界が危機的状況になった有事の際にもいつでも避難出来るような生活スタイルを構築していくのが大事なのでは無いでしょうか。
そういう私もいつ感染して死ぬか分からない状況下に置かれているので、一刻も早く経済的自立を果たしたいところです。
今出来ることは、「手洗い」「うがい」をこまめにして残りの少ないマスクで毎日を凌いでいく他無いです。
そして体の免疫力を高める為に、2年前から毎日飲み続けるようになったR1ヨーグルトの量産を続けて、毎日摂取することを今後も心掛けたいと思います。
もはや、自分で出来る対策は何でもやっておくのが無難であると言えましょう。
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