基本的に携帯電話会社はいかに新規契約の顧客を増やすかに力を注ぎ込んでいます。
長期ユーザーを大事にするよりも、乗り換えてきた顧客の方が結果的に得するような状態が続いているので、もはや長年使い続けているキャリアを継続する意味が近年は薄れてきているのが事実です。
最近はドコモショップの店員が裏では顧客の侮辱をしながら、不要なオプションを付けてくるという問題がSNSで拡散されて炎上した事が記憶に新しいです。

ドコモショップの侮辱メモ問題発覚。

この事件は今年の1月6日、千葉県の「ドコモショップ市川インター店」で起きたものでした。
ショップスタッフ同士でやりとりする為のメモ用紙を誤ってお客さんに渡してしまった事で発覚してしまったものです。
そのメモの内容は来店しているお客さんを侮辱したもので、もはや接客業としてあるまじき行為であった為、巷で問題になっています。
実際にこのような事実をニュースで知って、私も長年使い続けていたdocomoでしたが、所詮は長期ユーザーでもこのように裏ではやりとりされているのかもしれないと考えると、特別長く使い続ける必要も無いと感じました。
そもそもショップ全てが直営店で無いので、管理しきれていない。

そもそもがショップ自体が全てdocomoなどの直営店でない事が殆どです。
全国に店舗がある以上、代理店制度としてショップ運営をしているので全ての店舗をdocomoが管理出来ている訳ではないので、運営会社も異なるというのが事実です。
運営会社も異なれば、その会社独自のルールでシステムを変えている場合があります。
別の店舗での現象ですが、ショップにて予約を取る時に「解約」を選ぶと突然予約枠が無くなるなどの謎の現象が起きる事も多発していたようです。
そう考えるとショップの構造自体に問題がある為、このような事件は今後も恐らく後を絶たないでしょう。
代理店を設ける事で自前でショップ展開をしなくて良いので、商売としてはとても効率が良いスタイルになります。
この構造はカーディーラーに近い形となっているのです。
携帯電話会社はもはや飽和状態である。

携帯電話の契約数は2007年には1億を突破して、もはや顧客の奪い合いであり、新規顧客も飽和している状態です。
結局のところライバル会社からユーザーを奪い合う事でしか新規契約を取る事が出来ない為、どうしても長年使用してきたユーザーを軽視しがちな営業スタイルになってしまうのです。
代理店自体も新規顧客を取り続けなければ、本社から最悪の場合営業ライセンスを剥奪される可能性もあるので、もはや新規顧客を取ること、既存ユーザーに新たなオプションを付ける事が目的となり、サービスの提供が後回しになっているのです。
店の死活問題に直結してしまう為、そうなるとノルマを達成する為にあの手この手を考えて、何とかして収入源を増やすしかないのです。
代理店も苦悩を抱えている状態で経営をしていかなければならないので、ここに歪みが発生するのでしょう。
それらノルマが酷くなれば「かんぽ生命」のような不正な事に手を染める事にもなり兼ねないのです。

私がdocomoからUQモバイルに乗り換えた理由。

結局のところ私が16年以上も使い続けてきたdocomoからUQモバイルに乗り換えた理由は、長年キャリアを使い続けても大した恩恵は無いと思った事が第一要因です。
そして格安SIMに乗り換えれば、その分今の携帯料金も3分の1近くまでコストが削減出来るのが一番のメリットでした。
上記に説明したように代理店もノルマがある為、ショップ店員は2年前に私にとって不要なiPadの契約を勧めてきました。
その時もしかしたらショップ店員の間では「長期ユーザーの為、当分他社に乗り換える事無し。今の契約に更にiPadベタ付しろ。」みたいなやりとりぐらいなら存在していたのかもしれないですね。
あくまでも憶測ですが(笑)
しかし本体代が掛からないから、まぁ別に良いかと思って当時契約しました。
よくよく計算し直してみると、2年間の契約料金がそのiPadの本体代と殆ど同額であったのです。
実際のところ2年間かけて、全く使いもしないiPadを購入した事と同じような物でした。
そんな経緯もあり、もはやキャリアを使い続けてもあまり意味が無いと実感したので、格安SIMの他の使い心地のレビューもある程度出尽くしてきた今の時代で乗り換えを決意しました。
結論:格安SIMにしたところでデメリットが特段無かった。

結果的にUQモバイルに乗り換えた事で、コストは削減も出来た上、現段階で特段困るようなデメリットが特に見当たらないので今後はキャリアに戻るような事も無いだろうというのが私の正直な感想です。
むしろ私の自宅ではdocomoよりもauの電波の方が入りやすい為、au回線を使っているUQモバイルの方が使い勝手が良かったのです。
そうなるとdocomoでいるメリットが何も見当たらなかったのが事実です。
むしろ2年縛りなどの縛り制度がある会社を使い続ける方が、サービスもコロコロ変わるこの時代ではユーザー側が最も不利になるパターンだと思ったぐらいです。
いつでも他社に乗り換えられるような状態にしておくことの方が、遥かにメリットが大きいのは間違いないと確信しました。
いつかキャリアに戻った方がいいほどのキャンペーンが行われたとしても、長期契約している人達にはこの先も特段メリットは何も無いような気がします。
そうであれば、ユーザー側もその制度を有効利用して、常にメリットを享受できる状態でいる方が得策であるというものでしょう。
もはや長年使い続けてきたユーザーを大事にしてこなかった携帯業界が生み出してしまった副産物であると言えるでしょう。
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