2020年が始まって間もないですが、最近のトレンドワードとして「第3次世界大戦」が勃発しようとしていることから非常に緊張した状態が続いています。
私達の生活の悩みなどの問題以前に、アメリカとイランの戦争が始まってしまえば、この世界はどうなってしまうのでしょうか。
歴史から現代を視ると?

このような現代の状況を、歴史上の偉人や研究者のことばを引用して、これからどのように展開されていくのかを冷静に考えてみることが注目されています。
過去の戦争が起こる直前、どのような世界情勢だったか、どのようなことが原因で戦争が起こってしまったのかをしっかり判断することが重要視されています。
Twitterでは、

第3次世界大戦などという物騒な話が聞こえてきた。また、騙されるの?」
というツイートとともに紹介されている本があります。
プロパガンダの10の法則

戦争を始める前には国民の同意を得なければならないです。
しかし現代社会では戦争を認めるような社会であってはならないのが大多数の国民が思っているはずです。
過去に戦争を起こして来た我々人類は、戦争が行われる度に全世界に深い傷跡を残し、それらは歴史で何百年も引き継ぐほどの悲惨な「戦争」という末路を知ってきたはずです。
ですが、戦争を始めることを肯定化する為に必要な行為が「戦争プロバガンダ」なのです。
プロパガンダは、特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為である。 通常情報戦、心理戦もしくは宣伝戦、世論戦と和訳され、しばしば大きな政治的意味を持つ。
出典:wikipedia
下記はプロバガンダの10の法則です
- われわれは戦争をしたくはない
- しかし敵側が一方的に戦争を望んだ
- 敵の指導者は悪魔のような人間だわれわれは戦争をしたくはない
- われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う
- われわれも誤って犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる
- 敵は卑劣な兵器や戦略を用いている
- われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大
- 芸術家や知識人も正義の戦いを支持している
- われわれの大義は神聖なものである
- この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である
これはイギリスの政治家、アーサー・ポンソンビーが第1次世界大戦中の戦争プロパガンダを10の法則に集約できるとして著作に記したものです。
この法則は冷戦や湾岸戦争、アフガン空爆など現代の戦争の時にも当てはまっているので、今のアメリカとイランの情勢がこのような条件を満たしているということ自体が非常に危険な状態であることが分かります。
アメリカとイランの現在のやり取り。

現在のアメリカとイランのやり取りがこのような状態で進んでいます。
(アメリカ・トランプ大統領)
「戦争を始めるために行動を起こしたのではない」
(米国防総省声明)
「今回の攻撃はこの先のイランによる攻撃を防ぐためだった。アメリカは、国民と国益を守るためには世界のどこにおいても必要なあらゆる措置を取る」
(イラン・最高指導者ハメネイ師の軍事顧問デフガン氏)
「われわれは戦争を求めていない」
「戦争を始めたのはアメリカだ。アメリカには同等の被害を受けてもらう」
現在のアメリカとイランのやり取りは完全に「戦争プロバガンダの10の法則」の通りに進行しているのです。この流れが順調に進むとしたら、『知識人や芸術家が賛同』し始めたり、『愛国心』が声高に叫ばれたりします。
そして「開戦」という幕が開けるのです。
そうなれば「第3次世界大戦」という歴史上に残る悲劇が起きてしまいます。
歴史を知ることは今を知ることでもありますが、戦争フラグが立ってしまった今、これを逃れることが出来るのかは定かではありません。

今の私達に出来ることとは?

今我々に出来ることは正直特に何も無いのが現状です。
今後のアメリカとイランの進捗状況を随時チェックするとともに、出来るだけ戦争に反対を唱える運動には積極的に参加するようにするぐらいしか、我々には出来ないかもしれません。
戦争が始まってしまえば、アメリカ国民も徴兵される可能性も少なからずありますし、同盟国の日本も今後どうなるか分かりません。
戦争を始めた先に世界が発展するとは思えませんが、これに巻き込まれることで我々は覚悟を決め無くてはいけないのかもしれないですね。
こんな物騒な時代ですが、先日のブログでも述べたように常に「生き残る事を先決に行動する」という考え方はいつの時代でもやはり重要になるでしょう。
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