正社員は「みなし残業」で企業にとって定額使い放題。

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正社員雇用でも低待遇で働き続けている若き女性が日本に増えて来ているようです。

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スマホのパケ放題ならず、正社員定額使い放題システムの横行

現在の日本の法律では「みなし残業制度」というものがあります。

みなし残業が30時間と決められた雇用契約を結んでしまうと、30時間までの残業は基本給に含まれてしまう為、残業代が1円も出なくなってしまうのです。

ですから、元々基本給が低ければ毎月30時間の残業をしても、合法的に残業代を支払わないというシステムを構築出来るので、企業側はそれを意図的に採用して人件費を削っているのです。

現在の日本にはそのような企業が沢山あります。

ちなみに私の妻も「みなし残業制度」を導入した会社に勤めていました。

アパレルデザイナーであった為、裁量労働制ではあったのですが、結局人手が足りなくて始業前に出勤する日も多くありました。

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結局、少ない社員でみなし残業制度を導入すれば大幅な人件費削減をして利益を最大化出来る為、合法であればこの制度を辞める必要がないのです。

どう考えても日本の雇用制度の闇としか言いようが無いですよね。

私の転職とともに、妻が扶養に入る為に仕事を辞められたので良かったのですが、このような制度で働き続けている若者達が非常に可哀想で仕方ありません。

みなし残業30時間なのに手取りは13万円

今回の記事がなぜ話題になっているかと言うと、毎月30時間も残業しているのにみなし残業制度のせいで基本給に全て含まれてしまっています。

にも関わらず元々の基本給が低いので手取りは13万円しか残らないそうです。

年収は300万円に満たず、手取り年収は220万円弱だそうです。

売り手市場と言われた日本でしたが、いまだにこのような生かさず殺さずの雇用形態でコキを使う会社が多いようです。

「300万以下は普通」低賃金に慣れてしまった日本人。

このような給与形態で働いている人達が多い世の中なので、不満はあるもののもはやこれが普通であると言う感覚になっているようです。

嘆いたところで給料が上がるわけでも無いので、もはや諦めムードが漂っています。

転職したところで年収が今より上がる保証も無いので、中々転職に踏み切る気力も無いのかもしれません。

もはや雇用形態で仕事を選ぶべきで無い。

フルタイムの正社員で非正規雇用より低い給料だと、もはや雇用形態がどうこうでなく、年収の多さで仕事を選んだ方がいいのかもしれません。

正社員という雇用形態に惑わされて、低賃金の仕事に就いてしまったら、もはや正社員である意味も無いかと思われます。

将来的にそこから給料も右肩上がりに伸びていくなら別ですが、そんな保証も無いのが今の時代です。

上限があるが、それなりの年収は稼げる非正規雇用。

私も今の会社の前は日本郵便で非正規雇用で働いていましたが、都内で働いていた為、これらのみなし残業制度の雇用形態で働いている正社員よりは収入が多かったのが事実です。

しかし給料が上限MAXまで達していた上に、会社の不当評価も重なり、仕事が誰よりも早く終わるようになれば、それ以上の仕事量をドンドンと振られることも多くなっていました。

日本郵便という会社では、頑張りすぎると他社員の仕事を丸投げされて損をするだけのシステムでした。

それが慢性化していたので、皆サボり癖のついた社員がとても多いのが現実です。

それに結局のところ正社員と契約社員の見えない壁の厚みを超えることは容易くは無かったのです。

転職を視野に入れてた頃、今の会社に誘われて転職致しました。

そう考えると、転職することは決して悪いことでは無いはずです。

結論:「転職」を人生の選択肢に追加する。

今の会社で不当な扱いを受けているのであれば、もっと違う会社の内情もよく知り、今の会社と天秤にかけた上で転職を人生の選択肢として持っておくことは非常に重要であります。

今あなたが働いている世界だけが全てでは無いのです。

その会社の先に道が残されていないのであれば、隣の違う船に乗り換える決断も時には必要なのです。

むしろ労働者には会社を選ぶ権利があるのですから、もっと積極的に転職サイトに登録をして、いつでも転職出来る準備をしておくことは必須と言えるのでは無いでしょうか。

今より条件の良い会社を見つける事が出来ればこっちのものです。

しかし、転職するということを同僚や上司には一切漏らさない事です。

これから転職を考えているという事が社内で知れ渡れば、今後の仕事の進め方にも問題が出てくるでしょう。

どうせこいつは会社を辞めるやつなのだから、もう何も新しい仕事を与えないでおこうなどと社内で良いように使われる可能性もあります。

この世界での労働とは生きる為に仕方なくやっている人が多いと思います。

生活の為に労働をしているのに、その生活の為の給料が少なくて人生が苦しくなっているのであれば、早急に対策を練る必要があります。

「木を見ず森を見よ」とはまさしくこのことでしょう。

一つの会社に定年まで縛られるが人生の全てではありません。

これからの時代は柔軟に今までやって来たことを切り替えられるような人が最後は生き残るのです。

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