コロナウイルスにより外出自粛が続いている中、一部ではランニングは3密に当たらないと理由で流行っているようです。

確かに外出自粛をして運動も全くしていなければ、外に出てランニングをしたくなる気持ちは分からなくもありません。

マスク着用のランニングではどのようなリスクがあるのか。

しかし気になるのがランニングで人が増えることによって、感染のリスクなどの心配はどのようなものとして見られているのでしょうか。
ランニングをする上でマスクを着用すると非常に息苦しくなる為、屋外ランナーの中でもマスクを着用しないで走っている姿が多く見受けられるようです。
これに対して「スポーツ庁」はマスクの着用はする必要があると警鐘(けいしょう)を鳴らしているようです。
屋外と言えども3密(密閉・密集・密接)を避けられなければ、それは危険行為だと言うことを呼びかけています。

ランニング時のソーシャルディスタンスはもっと空ける必要がある。

そして通常はソーシャルディスタンス(社会的距離)は2メートル空けるのが原則となっていますが、ランニングをする際にはもっと距離を空ける必要があるとのことです。

そう考えると普段通りの外出をするよりもランニングにおける感染の率は高くなることが予想されます。
結果的にそれは外出自粛になっているのだろうかと言う問題点も上がって来ますね。
マスク着用時のランニングは脱水症状に注意?

そのような危険性が増すランニングですが、マスクを着用して走ればランニングそのものが身体に与える負荷は通常よりも大きなものとなります。
何よりも呼吸時の酸素の吸入が少なくなるので、必然と苦しくなるからです。
そしてマスクによる保湿効果により喉の渇きを感じにくくなり、水分不足の自覚症状の無いまま走り続けることになりやすくなるのです。
その結果本人が気付かずに「脱水症状」となってしまう危険性が高まるリスクが増すことになります。
コロナウイルスの感染ですら医療崩壊を招いているような状況下で、脱水症状で患者が救急搬送されるようになれば、更なる医療業界への負担が増すことになります。
脱水症状の対策がしっかりと取れないようであれば、ランニングをすること自体も医療業界へとても迷惑をかけることになりそうです。
またランニングの強度があまりにも強ければ、ランニング後に一時的に免疫力が低下して、ウイルスの感染リスクも上がることから運動のやり過ぎも危険だと言うことが分かっています。
何事も適度な量でこなす必要があるわけですね。
結論:ランニングをするならマスクを着けてスローペースで走ろう。

マスクを着けてランニングをすることで身体にかかる負荷も大きくなる為、普段通りのペースで走るのは若干危険かもしれません。
脱水症状になるリスクがあることを考えると、こまめな水分補給を欠かさず、あまりペースを上げずに普段よりもスローペースで走る必要がありそうです。
マスクを着けないで走ることで感染リスクは大きくなりますし、自分が脱水症状になって搬送された場合は医療従事者に迷惑をかける行為となってしまいます。
そもそも外出自粛状況の日本では出来る限り、自宅で出来るようなトレーニングで済ました方がいいかもしれませんね。
結局ランニングしたり、買い物も通常通り出ていたら、もはや何の為の外出自粛なんだか分からないです。
これもロックダウンを完全に強行することが出来ない、中途半端な日本の政策が問題なのでは無いでしょうか。
とは言え文句を言ったとしてもロックダウンが行われるわけでも無いですし、それに対する生活保障もされるわけでは無いのですから、私達個々人が意識して対策して他ないですね。
誰もが仕事をしなくても最低限の生活をすることが出来る世の中になれば良いものなのにと切に願うばかりです。
もはやコロナウイルスが人々を殺しているのか、政治が殺しているのかよく分からない情勢であるのは間違い無いでしょう。
コメント