会社で出世したくない症候群の若者が増加している?

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近年では過去のような働いて出世することが、自分の価値を測る「ものさし」では無くなっているようです。

働き方が多様になってきた時代で、もはや管理職につくことが社会的な成功とは位置付いていないのです。

“出世したくない症候群”の若者が増加? 働く目的が多様化する時代のキャリア形成は | 経済・IT | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
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会社で出世したくない症候群の若者が増加している?

<a href="https://pixabay.com/ja/users/geralt-9301/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=737437">Gerd Altmann</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=737437">Pixabay</a>からの画像

私が若者と言える歳では無いのですが、私自身も出世はする必要が無いとさえ思っています。

その理由としては副業に割く時間を邪魔されたく無いということもある為です。

最終的にはサラリーマンを辞めるのが目的である以上、そのサラリーマンとしてやらなければならない業務は必要最低限に抑える必要があるのです。

私の周りでも確かに管理職になりたくないという、心の声を漏らす同僚は多くなってきているのを感じます。

やはり、管理職であれば残業代も付かなくなり、休みの日でも職場で何か問題が起これば強制的に出社しなければならないという実情もあることから、プライベートの時間が無くなるというデメリットも抱えているからでしょう。

その分給料や待遇が通常の社員よりも良くはなりますが、そのメリットを享受していたとしても、プライベートの時間を会社に捧げるということ自体に拒絶反応を示しているのが大半の若者の価値観なのです。

会社でランクアップすることだけが「出世」では無い。

会社で出世することが自尊心を満たし、仕事をする上での一番の目的となっていた過去の時代と比べると、それらがまるでひっくり返されたような状態が現代なのです。

そもそも社内でランクアップさせることだけが「出世」だとは捉えていないのです。

つまり会社と言った狭い世界でのランクを追い求める時代では無くなっているのが、現代社会であり、むしろ会社で上に上り詰めることはポストが狭まっている以上は全員が上に上がれる訳ではありません。

そう考えると社外での活動も含めて、人生トータルで見た上で出世というものを考えていけば、会社内という狭い枠だけで生きていく必要性が無くなります。

今はインターネットも普及しているので、会社で出世することが出来ず、その先に展望が無くて稼げなくても、転職をするなり副業で稼ぐなり様々な選択肢を選ぶことが出来る時代であります。

そこには勿論会社で出世を目指す際に必要な努力そのものも必要ですが、狭められたコミュニティ内で競争を勝ち抜いていくよりも、自分の得意なことにフォーカスして自身の価値を高めていった方が合理的な考え方とも言えるでしょう。

別に会社で上のポストの空きが無く、出世の道が閉ざされたとしても、世界は広いのですから息苦しく生きていく必要もありません。

社外活動をすることには、自身の可能性を大きく横に広げるというメリットもあるわけです。

わざわざピラミッド型の組織の中で、限られた少数しかなることの出来ないポジションを目指すことだけが人生では無いと、若者達が気付き始めているのです。

○○会社に勤めているというブランドさえあればいい?

そもそも有名な大企業などに就社しているということだけでブランド化出来ているので、別に社内でわざわざ自分への負担が大きくなるような出世を望む者が少なくなってきている現状もあるのです。

私自身も今現在の会社に転職した理由の一つは「大企業の正社員」であること。

二つ目は「前職よりも年収を底上げ出来る」というのがメリットであり、これらの勤め人のメリットを利用して「不動産投資」をする際に銀行からの信用度を高めることが目的でありました。

それにより銀行からの融資も以前の非正規雇用の郵便局時代よりも、比較的前向きに検討されるようになりました

それだけ大企業に正社員として勤めているというブランドは社会的信用があるわけです。そこに個人の力は一切ありませんし、完全に会社ブランドによるもので融資が下りるわけです。

もはやサラリーマンをしているなら、そのブランド力を利用しない手はありません

むしろそれ以外のしがらみや人間関係などは皆無でも良いものとさえ私は思っております。

そう考えると管理職に就けば人間関係のよじれは、平社員でいた時よりも複雑なものとなります

それらが逆に人生を前に進める為の足枷(あしかせ)になるのは目に見えているのですから、わざわざ不要なポジションに進む必要なんて最初から無いのです。

結論:限られたポジションを目指すよりも、自分に最適なポジションを目指す方が楽。

誰もが会社の管理職と言う立ち位置に就ける訳ではありませんし、生涯万年平社員でバカにされたとしてもそれが悪い人生とは限らないのです。

もうそんな古い考えは昭和的な上に、上り詰めることだけが真の「出世」では無いのですから、社内と言う狭いコミュニティだけに縛られる必要はないのです。

万年平社員だったとしても、サラリーマンの傍(かたわ)らに大家業などを水面下で進めていれば、会社で昇進して会社の給料だけに頼るよりも十分に人生が安定することは間違いありません。

管理職でないことにより、プライベートを拘束される時間も少なからず減るはずですし、むしろ平社員でプライベートの時間まで浸食されるようであれば、今勤めている会社自体がブラック企業の可能性は十分にあります

そうなれば転職を視野に入れることも考えていけるわけですし、「石の上にも3年」と言った謎の旧来の価値観に縛られる必要もありません。

必要な時期に最適な転職をすれば良いのですし、「石の上にも3年」とか言っている人ほど今の自分のポジションに執着している、現状維持派の考えの人間が多いことが伺えます。

そこには人生で「挑戦」すると言うことすらも躊躇(ためら)うような人がほとんどなので、あまり明るい未来は無いでしょう。

現状維持も時には必要なのかもしれませんが、現状維持しながらももっと将来の展望を本来なら考えるべきなのです。

人生なんてのは自分にとって最適なポジションを自分自身で探し続けることが、本当の「出世」だと言えるのではないでしょうか。

終身雇用が崩壊した今、自分自身で何とかしようとする考えを常に持っていないと、いつか足元をすくわれる時が来るかもしれません。

それはリストラなのか給料ダウンなのか、降格なのかコロナのような自分にはどうにも出来ない要因での離職なのか、先行き不透明な社会情勢では、ちょっとした油断もままならないのです。

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