カバの普段の飼育している姿を動画に撮り、YouTubeで公開したところまさかの広がりかたで再生回数が1億回を超えたそうです。

これは長崎県西海市の民間動植物園「長崎バイオパーク」が配信する「カバのスイカまるごとタイム」と言うタイトルの動画ですが、10年前からSNSを使った発信に力を入れていたそうです。
地方の動物園は運営が行き詰まりつつある。

現在の日本では深刻な少子高齢化により、働き手を中々確保出来ない動物園が地方には溢れて来ています。
しかし「長崎バイオパーク」ではそんな中でも何とか生き残る為にあの手この手の策を考え、広報担当者は「新たな運営の在り方を模索したい」と挑戦を続けているようです。
YouTubeでは再生回数が多くなれば広告収入を得ることも出来るので、まさに努力が実った結果と言えるのでは無いでしょうか。
動画の内容自体はとてもシンプル。

動画自体はとても作り込まれたものというよりも、普段の動物園でのイベントでスイカを丸ごとカバに与えるものであり、その様子を様々な角度から撮影し、それをYouTube上にアップしたものでした。
しかし、この動画が制作されたのは2014年の頃でその時はそこまで世に知れ渡っていなかったそうです。
そこで2017年ごろに英語のタイトルと字幕を職員が付けてみたところ、急激に再生数が伸びたそうです。
多い日には約80万回も再生されていたようです。
YouTube広告収入により予算が増えた。

同園は2007年からYouTubeに公式チャンネルを構えるようになったのですが、現在に至るまで月数本のペースで動画制作をして来たそうです。
投稿した動画は現在までに450本を超えるほどですが、まさに「継続は力なり」の象徴とも言えるのでは無いでしょうか。
これによりYouTubeから広告収入を得る事に成功し、職員が1人雇えるほどの収入源が入ってくるようになったのです。
結果的にその収入源で後回しにされていた施設の補修などにも予算を充てる事が出来るようになったようです。
これらの動画のおかで外国人来航客数は一昨年に比べると3割以上も増加したそうです。
また、YouTube側からは音楽を動画に付ける事で、日本人受けすると助言を頂けているそうで、今以上にYouTube動画に力を注ぎ込んでいるそうです。
結論:YouTubeの可能性はどの業種にもある。

このように本来は関係無さそうな業界の動物園でも、YouTubeでの宣伝によって日本人に留まらず、外国人客までも集客する事に成功しています。
もはやYouTubeで稼いでる人達を見て、ただ凄いなぁと言っているだけでは、今後どの業界でも遅れをとる事になるのでは無いかと危機感を感じています。
同園でも最初からYouTubeに沢山のアクセスがあった訳では無く、長年続けて来た結果でこのように広告収入を得る事が出来ています。
スマホの進化により、今は誰もが簡単にクオリティーの高い動画撮影が出来るようになりました。
数年前では動画の編集ソフトも高いソフトをパソコンに入れて作業をしないと作れない時代があったものですが、今ではスマホのアプリで簡単に作成することすらも可能になりました。
これはもはや革命であり、素人でもプロの業界に参入できる時代になった素晴らしいチャンスであるのです。
何事も最初からうまくいく事は本当に稀(まれ)だと思います。
少しずつでも動画作成に触れる機会を増やし、今自分のメインで行っている仕事に関連させた動画を作り、それらを活用していく事自体が現代社会ではもはや必要なスキルなのでは無いでしょうか。
私もアカウントを作ってあまり動画を最近は上げていなかったので、今回の記事を機に少しずつ増やしていくべきだと感じました。
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