ベトナムから来た技能実習生が日本の労働環境があまりにも酷すぎて、「日本に来なければ良かった」とまで漏らしています。
それはまるで日本の闇を目の当たりにして、その不条理な現実を世界に訴えかけているかのようです。
炎上する「犬歩き動画」ベトナム人技能実習生の訴え。
この「犬歩き動画」ですが、動画そのものをYouTubeに上げられたのは2019年の秋頃だそうです。
現在は削除されてしまったものの、別のタイトルで同動画がネット上には上げられています。
当時は
【人種差別】ベトナム人技能実習生が日本人に犬の真似をさせられる
というタイトルでアップロードされた動画で、作業着を来た男性が同僚を四つん這いで犬のように散歩させている動画だったようです。
実は散歩させられている人は?
実はこの動画の犬のように散歩させられている男性はベトナム人では無かったことが分かっています。
この動画を撮影した人は確かにベトナム人技能実習生なのですが。
なぜこのような動画を撮ったのか、撮影者本人に問い合わせたところ、このような答えが返ってきたようです。
異常な現場の状況を監理団体や送り出し機関に見てもらうために、撮影しました
犬のように這いつくばっていたのは、そこで働いていた日本人であり、ヤクザのような社長から「下僕」という名前まで付けられて、実際にヘルメットにその名前のネームシールまで貼られていたそうです。
そして実際に現場で犬のように散歩をさせられていたのは、日本の従業員だったのです。
当時はその日本人が矛先を向けられていたので、ベトナム人技能実習生は被害を受けませんでしたが、あまりにも異常な光景を目の当たりにしたのをきっかけに何とか逃亡したのです。
彼が日本に来て思ったことは、
合法的な立場に戻って、ちゃんとした会社で技能実習をやりたいです。
日本は文明的な国だと思っていましたけど、そうじゃなかった。
日本に来なければ良かったと後悔しています」
と本音で語っています。
私達日本人から見ても明らかに異常な会社だと言えますし、現実にそのような会社が野放しである事も悲しい現実です。
ましてや日本に期待して渡航してきた技能実習生が、日本がクソな労働環境であることを完全に脳裏に焼き付くほどの体験をして、逃げるようにして帰国しています。
帰国しても借金を返済する生活に。
結局のところ、日本では何の能力も身につけることが出来ないままにベトナムに帰国したようです。
渡航してくる際にも、実家の土地を担保にしてまで来たのに、現実の日本は学生の延長線であるようなイジメの蔓延している職場。
本来は日本で身に付けた技能を、母国に持ち帰り役に立てることが目的なのに。
日本での海外技能実習生は、実際の現場ではいち労働力として確保され、良いように扱われているのが現実なのです。
もはや労働環境もクソもあったものではなく、法の抜け道を使って人材確保要員として働かされている現状であることが、そもそもおかしいのです。
結局のところブラック企業が人材欲しさに利用しているだけなのが多くの理由なのでしょう。
結論:日本人は普通に生活出来ていること自体が「幸運」だった。
実際に1万人近くの外国人技能実習生の失踪者がいることを考えると、かなり深い闇がまだまだ眠っていそうです。
そう考えると私達日本人が日本に生まれてきて、日本で働いて普通に暮らせてること自体が、本当は奇跡に近いことなのかもしれないですね。
海外では、生まれてきたところで人生が決まってしまうほど、まともに働くことすらも許されないような状況なのですから。。
今回のような企業に就職してしまった日本人は一刻も早く退職するべきです。
いくら生活のためと言えども、ここまで人権を踏みにじられた職場で働くのはどう考えても異常です。
一刻も早く転職をするか、精神が壊れる前にアルバイトでもいいから労働場所を変える必要性があります。
このようなブラック企業を何とか避けることが出来れば、日本で普通に暮らせてること自体に不満はあったとしても、まだ私達日本人は選択肢がある以上はマシな方なのでしょう。
しかしこの現状に安堵してはなりません。
もはや誰もが日々人生を良くしていけるよう努力していく必要があります。
努力で何とか出来るうちに、現状を改善していけなければ、その内その選択肢すら無くなる日が来るかもしれないのですから。
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