日本でのワーキングプアや非正規社員などの言葉が生まれてから大分年月が経ちますが、もはや日本の貧困層は1000万人を突破するのがほぼ確実に見えているそうです。

日本の貧困層は1000万人超えに。

現在の日本は年々悪化していく一方の少子高齢化、餓死するほどの貧困。
いまだに猛威を振り続ける新型コロナの影響。
これらの問題を放置すれば危険な結末が待っているということが分かっているのです。
しかし一向に対策は今のところ存在せずに、地獄へのカウントダウンが進み続けているのです。
2020年2月に起きた「餓死事件」。

日本ではセーフティネットが充実している為、貧乏になっても早々死ぬことは無いと言われていますが、実際に貧困な家庭で餓死して死んでしまう事件は度々起こっているのが現状です。
今年2020年2月に大阪で57歳の母親と24歳の息子が共に餓死して亡くなっているのが発見されているのです。
しかも母親は両足が不自由で生活保護を受けていたにも関わらずにです。
誰に助けを求めればいいのかすら分からない。

母親は生活保護で息子は何かしらの理由で仕事に就いておらず、母親の生活保護の支給も昨年の12月でどうやら打ち切りになっていたそうです。
その後は水道もガスも止められて、冷蔵庫の中も空っぽに。
どうすることも出来なくて母親は餓死したようです。
それに続き息子も生活能力が無い上、もう誰にも頼る事が出来なくなり、完全に身動きが取れない状態で餓死するほか無かったようです。
ひとたび外に出ればスーパーやコンビニなど、いくらでも食料は手に入るようなこの国でこんなにも悲惨な事が起きているのです。
「餓死するならなぜ助けを求めないのか?」という声も上がっていますが、それは今は普通に働けている健常者の考え方でしか無いのです。
このような親の生活保護費で2人細々と暮らし、肝心の生活保護費が打ち切りに合えば、もはや誰に助けを求めればいいのでしょうか。
仕事を探したとしても、今まで働いて来なかった人間を中々雇うことは無いのが現状の日本です。
今でこそ正社員として働いてる私ですが、現に一度職を失った後にまともな仕事に就くことがどれほど難しかったかを、私は身をもって経験しているからこそ強くそのことを感じるのです。
それに企業はボランティアで、仕事の即戦力になるか分からない人間を誰から構わず雇うほど、企業体力そのものも残されていないのです。
最後の砦の生活保護費が無くなれば、頼れるのは己自身でしか無いのです。
しかし仕事に就くことも正常に出来なければ、あとは死ぬ以外道は無いのです。
もはや国からも見捨てられているのですから。
このような苦しみは当事者にならなければ、本当の苦しみを理解することは不可能でしょう。
ましてや今日を生き抜くお金すら無い状態で、果たして正常な判断をして今後の人生設計を立てるような、思考力も体力すらも残されていないでしょう。
結局亡くなった後に、あーすればよかった、こうすればよかったなどと言っても後の祭りです。
もしこのような家庭で、息子が仕事に就けたとしても、相当ブラックな会社でこき使われて体や精神を壊し、二度と社会復帰出来なくなるパターンの方が確率に高いと思われます。
一度貧困のループにハマると、そこから抜け出すのは中々至難の技であるのです。
40代以上の引きこもりを中心に餓死者が増えている。

そもそも日本には引きこもりが100万人もいるというデータがあります。
引きこもりというと「ニート」と言うような、若年者層を思い浮かべがちですが、事実上40代以上がほとんどだそうです。
今となっては40代の中高年ですが、彼らの多くは20代から長い間引きこもっていた層であり、数十年も社会から断絶された状態で生き続けてきたのです。
それでいて親が裕福な家庭であるならば、端から何と言われようと関係ないのですが大概の家庭は特別裕福なわけでもないのです。
働いていない我が子を支えつつも、親の高齢化により年金生活に突入したり、または親が失業した際に現役の頃よりも収入が少なくなる事で、引きこもりの子供を支えることが出来なくなるのです。
それに伴い消費税などの値上げなど、支払う費用ばかりが増えていくいような日本の仕組みでは貧困へと突き進む他ないのです。
株や不動産などの金融資産を持っていれば、社会環境が悪化してもリスクヘッジに繋がるが、何も持たぬ者達の方が世の中は多いものです。
もはや働く以外で収入を得る方法も無く、運よく職にありつけても平均年収186万円のアンダークラス層でしか生きていけないのであれば、働いても貧困から脱出すること自体が出来ていないのです。
これらの層がもうすぐで1000万人を超えるという未来が既に分かっているのに、日本政府もただただ傍観するしか無い状態なのです。
もはや沈むのが分かっているのに、脱出する術も無いタイタニック号と同じような者です。
結論:政府には何も出来ない。個人自身が変化するしか無い。

日本政府も高齢化社会の進行や、貧困層の増加を防ぐ方法が分からず、もはや対処し切れていないのが現状です。
完全に臭い物には蓋をする。見て見ぬふりをしてずるずると伸ばしていく。
もう政府には国民を守っていく力が残されていないのです。
だからこそNISAやiDeCoなる新しい制度が出てきたわけです、
今まで投資の勉強も何もしてこなかった私達日本人ですが、自らすすんで投資を学び、個人の力で何とかこの先の時代を生きていく必要があるのです。
むしろそれが出来ないのであれば、定年後もアルバイトをしながら余生を過ごさなければなりません。
「分かっていても止められない」
この先に待ち続けているのは荒廃した日本であり、3人に1人が高齢者の老人国家となるのも確実に迎える未来です。
定年後も死ぬまで肉体労働などで生きていかなければならないのならば、定年までに何かしら収益の柱を確立した方がよっぽど幸せに暮らしていけます。
「今あるこの瞬間」が最も若き人生なのです。
今最も若いこの瞬間から学生の頃のように、もっとお金のことについて沢山勉強していけば、地獄の未来から脱出する可能性が出てきます。
学生の頃よりも働き始めた社会人になってからの勉強が、人生の本番なのでは無いでしょうか。
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