先日の記事でも取り上げたのですが、沢尻エリカ氏が薬物所持の疑いで逮捕されました。
しかし、どうやら尿検査をしたところでは使用が認められなかった為、本人が使用していないと供述する事で薬物使用の立件が困難になるという仰天なニュースが飛び込んできました。
薬物に甘い芸能界
連日薬物の件で続々と逮捕される芸能界ですが、日本社会とは芸能界に対しての薬物関連ではかなり甘い有罪を言い渡している様です。
どうやら今回沢尻エリカが所持していたMDMAの量が0・09グラムと微量だったようです。
さらには弁護団に『無罪請負人』とも言われる、日産のカルロス・ゴーン被告の主任弁護士も務める凄腕が担当する事が噂されているようです。

「河津博史」弁護士という方なのですが、この方が弁護人としてつく事を考えると、簡単に形勢逆転することも可能となってくるわけです。
そう考えるとどう考えても薬物使用を認めざるを得ないのですが、沢尻エリカ氏本人が容疑否認をする事で、おそらく無罪になる可能性もあるだろうとのことです。
ファン側したら複雑な気持ちでいる方も多いでしょうが、大半の方は嬉しいのではないでしょうか。
それに大半の方が、沢尻エリカ氏が薬物をやっていたことに対してそこまで驚嘆の声が無かったことから、やっていたとしても「まぁ、沢尻エリカならやっててもおかしくないな」という既に納得されている方もいたと思います。
今回無罪になれば芸能界復帰することも早々あり得ますでしょうし、ただそれで大河ドラマへの復活などがされるかどうかは謎ですが。。。
まぁわざわざ大河ドラマを取り直しする必要もないと世間の声もありますし、薬物による犯罪と作品を切り離すべきだと言う声も多いです。

毛髪鑑定でも薬物使用の立証は難しい
薬物の使用を裏付ける鑑定には毛髪鑑定もあるようです。
薬物の常用者には1ヶ月以上もの反応が出るそうですが、使っていた時期の特定がとても難しく、たとえ使っている事が完全に分かっていたとしても決定的な証拠とはならないようです。
クロだとしても有罪にはならない可能性の方が高いようです。
起訴猶予になる可能性も
今回沢尻エリカ氏は初犯なので、懲役1年~1年6月程度が見込まれ、執行猶予3年程度ではないかという見通しとなっているようです。
エイベックスの政治力も強い為、会社の稼ぎ柱である沢尻エリカ氏を失うのは相当な損失ではあるのでしょう。
正直、大金を稼いでいれば大抵の事はうまいこと見逃される方向であるのが日本社会なのかもしれません。
焼け太りして出所する見込み
結局、執行猶予のみで済まされるなら、今回の事件で沢山の方に沢尻エリカ氏の存在がまた世に知れ渡ることになりました。
出所した後は自分を世に知らしめた事でブランディングも更に強化された事でしょう。
しかし、薬物に依存しなければ自分というものを保てなかったという事を鑑みると、人生で我々一般人には分からない孤独なども味わってきたのでしょう。
そう考えるとやはり芸能界は闇が深いですね。
日本国内に入手出来るルートがある事自体も問題点
このような感じだと日本での若者の薬物使用が減る方向には中々進まないと思います。
ましてや日本を飛び出れば合法化されている国々も存在している以上、一度味をしめてしまったら、そこから辞めるのは難しいのではないでしょうか。
そしてお金さえ積めばそれらの薬物が手に入るルートが日本に存在している以上、薬物を使ってはいけないと法律で定めたとしても非常に難しい問題となるのは目に見えています。
本当に薬物を日本から根絶させる為には、そもそも日本国内に薬物そのものが存在してはならないと思います。
連日薬物使用で捕まる芸能人のニュースが取り上げられることを考えると、ただ逮捕するだけでなく、もっと深刻にこの薬物問題へと正面から向かい合わなければいけないのでは無いかとさえ思わされます。

結局のところ薬物を使用していたとしても、大金を積めば無罪になるような日本社会である時点で、この世から薬物使用を根絶させる事自体不可能に近いのかなと思いました。
仮に沢尻エリカ氏が執行猶予のみで今回の事件は許されたとしても、この事件をきっかけに若者たちの薬物使用者が増えない事を心より願います。。
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