上司は理不尽でパワハラをする。日本ではそれが多い現状。

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なぜ「日本の上司」は、“下に理不尽な要求をするおじさん”が多くなってしまうのかという疑問がニュースに取り上げられています。

古くから存在する大企業のほとんどがこのような現状なのです。

なぜ「日本の上司」は、“下に理不尽な要求をするおじさん”が多くなってしまうのか
「上司が理不尽な要求ばかりしてきて、悩んでいる」といったビジネスパーソンも多いのでは。それにしても、なぜ日本の上司は“信じられない要求”をしてくるのか。筆者の窪田氏はこのように分析していて……。

上司は理不尽でパワハラをする。日本ではそれが多い現状。

森友学園の国有地払い下げ問題で、公文書の改ざんを行った近畿財務局職員・赤木俊夫さんは自殺をしてしまいました。

上司に突きつけられた不正行為の命令に対し、激しく抵抗したものの最後は涙を流しながら屈服することに。

この国では若い部下に不正行為を押し付ける上司が当たり前のように、どこの会社でも行われているのです。

ましてや財務省という国家機関の中でこのようなことが行われているのですから、国が率先して不正行為を認めるのであれば、民間会社ではこの限りでは無いでしょう。

それが日本の組織というものだと国民も半分諦めムードで、日々業務に取り組んでいるのです。

会社によってはそんなことはあり得ないと声を上げるかもしれませんが、大手企業ほどこのような不正体質は染み込んでいると言っても過言では無いかと思います。

例に挙げると、日産や日本郵政や東芝でもニュースで続々と不正行為が表立って発表されています。

これが現在の日本の姿であるのです。

理想の上司についての調査アンケートでも明らかに。

43%が「理不尽な上司」と回答(出典:ベースメントアップス)

2019年7月にベースメントアップス株式会社が取ったアンケートで「直属の上司はどのような人ですか」という質問内容を組み込んだところ、4割以上の答えが理不尽な上司と答えているのです。

更には日本で働く外国人に対しても別の調査結果があります。

それはパーソナル総合研究所が2月26日に発表した「日本で働く外国人材の就業実態、意識調査」です。

日本で働く外国人を対象に、上司への不満が無いか質問をすると、日本人上司は外国人上司に比べると2倍以上も不満があることが分かったようです。

調査の回答には「やり方の導入などの変化を嫌がる傾向がある」「私のアイデアや意見を受け入れてくれない」などの回答がありました。

その中で最も日本の上司がオワコンな理由として挙げられる答えが「仕事の範囲を明確に指示してくれない」という回答です。

日本の企業では白黒をハッキリ言えない上司が多く、その多くの業務をグレーな手法で部下に無理矢理判断を任せているのです。

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基本的に上司は組織に逆らえば自分の立場が危うくなる可能性がある為、上から降りてきた指示にはそれが理不尽な内容であっても従わなければならないのです。

本当に部下のことや会社の未来を考えているような人であれば、グレーな手法を部下に押し付けたりはしませんが、自分の将来が危うくなるのであれば、人間は本能的にそれを避けようとするものです。

自分自身の身の安全がやはり最優先であるのです。それは生物の生き延びる本能である以上仕方がないことなのかもしれません。

家族を持っていれば、組織に逆らうことで家族を守ることすらも出来なくなる可能性が出てきます。

また、住宅ローンを抱えている者はその支払いが出来なくなり、自宅を売却するまでに追い込まれるかもしれません。

日本の組織で働くということは、そういった生活の根元となる部分までもが会社の命令一つで崩れてしまう恐怖があるということなのです。

日本人が考える、働くことの意味とは?

仕事選びで重視する項目(出典:パーソル総合研究所)

更にパーソル総合研究所が行った日本を含むアジア太平洋地域14の国・地域を対象とした就労実態調査の結果があります。

それによると「勤務先への満足度」は日本はまさかの最下位にランクされました。

これが本当に先進国と言えるのでしょうか。

「管理職になりたい」という調査も最下位にランクインされています。

そしてより良い職場を目指したいという感情も無くなってきているのが現状です。

劣悪な労働環境の中にいても「転職したい」という回答すらも最下位にランクインされているのです。

もはや会社というブラックな環境に身を置くことで、精神も疲弊してしまい、人生を前向きに考える思考すら奪われているのが現状です。

他の会社に行ったところで日本という閉鎖された空間内での異動でしか無いので、転職したところで変わるわけが無いと思っている背景もあるでしょう。

そもそも大して好きでも無い職場で働き続けるのはなぜか?

海外でも共通して言えることは「収入」であることが調査によって分かっていますが、日本人にはその次に来る理由が「職場の人間関係が良いこと」「休みやすいこと」をかなり重視しているのです。

この2つは外国人からすると特別気にするような理由にはほとんど含まれないのですから、やはり日本の労働環境は独特であり異常さを強調している証拠になるのではないでしょうか。

外国人が求める仕事をする理由では、「自分のやりたい仕事であること」(台湾)、「自分の能力や個性が生かせること」(中国)、「仕事とプライベートのバランスがとれること」(ベトナムなど)という「やり甲斐」そのものを求めているのです。

日本人の多くが仕事に求めるものは「カネ」と「人間関係」と「有給休暇」なのです。

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私も日本の組織で働いていて段々と心が荒みかけていますが、この3つを気にしないようにしても、やはり足枷(あしかせ)となることが多いと感じます。

有給休暇を申請すれば何かと文句を言ってくる上司、今後の立場を考えてたら休まない方が良いとアドバイスする上司、休むことによって職場の人間関係が悪くなると言った負のスパイラルに飲み込まれそうにもなります。

結局そういった日本の労働環境が労働者を疲弊させて、仕事へのモチベーションが下がり生産性を下げているようなものでもあるのです。

だからこそ「身の保身」を優先する社員が増え、会社の未来のことよりも定年まで自分が逃げ切ることを優先して生きていかなければならないのでしょう。

就職人気ナンバーワンは「公務員」。

今も学生の就職人気ナンバーワンが「公務員」であることが、総合人事・人財サービスを展開するアデコが行った調査によって分かっています。

平成元年の調査と平成30年に取った調査のどちらとも7割近くが「安定した大手」を希望しているのです。

その中には仕事内容などは二の次であることから、まずは生活していくには「安定した組織にしがみつくこと」が最優先されているのです。

安定した組織から溢れてしまえば、今の日本ではアンダー層に落ちるのは目に見えているからです。

そこから抜け出すことは中々容易ではありません。

今現在普通に生活出来ている人からすれば想像の苦しみでしかありません。

私自身もアンダー層で生きていた時代があるので、その苦しみは身を以て体感しています。

そこには「自殺」という文字も頭によぎることは日常茶飯事にあり得ることなのです。

生活保護を受給することになっても、いずれ生活保護受給が断たれれば、いつでも死に直面するわけです。

先日の記事でも親子が揃って餓死した事件があるのですから、私達も一歩間違えばいくらでもそのような環境下に直面する可能性が人生にはいくらでもあるのです。

そこには絶望的な将来像しか見えません。

そして運良く抜け出せたとしても老後の資金、将来の家族を養っていくお金などの問題点に直面します。

もはや自分の趣味を持つような猶予は残されていません。

車なんて持ってのほかでしょう。

老後の資金も自分で用意できないような現状で、車を所有しているのはバカの極みでしかありません。

この劣悪な日本の労働環境でいかに最後まで生き残っていくかが最優先されるわけです。

それに生活していくことが出来なければ元も子もないですから。

組織というものが「ムラ社会」である以上、そこで上手に暮らしていくには組織に順応する以外ありません。

やはり最終的に本当の自分の望む人生を生きるには、組織に勤めながらもそこから抜け出す努力を他で行っていくしか無いのです。

組織で「逆らうこと」は「死」を意味します。

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それは今回の森友学園のような官僚の不正事件が物語っているでしょう。

だからこそ自分ではどうすることも出来ない問題に直面して、それに対しての解決方法が無くてメンタルを壊し、自殺に追い込まれしまうのでしょう。

それが道徳的に悪いとかどうとかは、組織を維持するにはもはや関係ないのですから。

これは終身雇用の弊害でもありますが、終身雇用が日本経済を発展させてきたという日本人の自負が国内に蔓延しているのも原因ではあるでしょう。

終身雇用が無くならない限りは、このような日本の現状は恐らく変わることは今後無いでしょう。

本来、「働く」ことは「自分のため」である。

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働くということは本来、自分のやりたいことを通して生涯を生きていくものですが、もはや生活をする為に働いているのが大半の日本人の労働環境なのです。

組織を変えるには多大なパワーと周りの応援、そして自分の残りの人生を全て捧げてまでも、自分が生きている間に組織を変えられるかどうかは分からないのです。

それよりも組織から脱出して、自分の力で自分の人生を支えて生きていく方が理に叶っているし、その道の方が本当の自立であることは間違いないでしょう。

それが出来る人材は圧倒的に日本に少ないのが現状ですから、実現する方法も確実ではありませんが、本当の自立を目指す価値はあるのです。

結局のところ組織で定年まで逃げ切ったところで、定年後に自分のやりたいことをやれる資本が残されているのかどうか。

また若い頃のように体が動かない老体で、本当にやりたいことを老後に実現出来るのかどうか。

その辺りをどう考えていくかも、非常に重要な要素であるのではないでしょうか。

結論:人生とは「組織」の為?「自分」の為?答えを追及せよ。

「組織のために働く」ことが本当の自分の生まれてきた理由では無い気がするのですが、それすらも考える時間も体力も、我々働く社会人には残されていないが現状なのでしょう。

だからこそ手段は何であれ、今自分の持っている環境でも物でも全てを最大限に活用して、組織の給料に頼らない自立した生活を誰もが目指すべきであると言えるでしょう。

人生が一度きりしかないのに、妥協した人生を生き続けても、それは最初から死んでいることと変わらないのではないでしょうか。

他人にどうこう言われようが、自分の後悔しない自分で選んだ本当の人生を生きて行きたいものですね。

死ぬ直前で後悔しない人生を歩めたと思えれば、それが真実の自分だけの人生なのです。

せっかくこの世に生まれてきた以上、果敢に挑戦を繰り返す人生にしたいものです。

という訳で私は新たな挑戦をする為に、アパート一棟の融資結果待ちをしている現状であります。

4月からサラリーマン大家をスタート出来るよう、今後も人生の試行錯誤を続けていこうと思います。

そもそもサラリーマンとはただの社畜では無いのですから。

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